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カテゴリ:まちづくり・地域づくり
太田宿の宝物⑭
『桝形』の形態をよく現している宿場町 宿場は、江戸幕府の要塞の役割を担っていて、出入り口には桝形が設けられました。 桝形とは、街道を2度直角に曲げて外敵が侵入し難いようにし、宿場の出入り口から本陣など中心部が見通せないようにする為の形状を現しています。桝形は寺院など、多くの人が集合できる場所に設置し、外敵から防御する要衝となりました。 書物によれば、殆どの宿場の出入り口には桝形が設置されたと書かれていますが、山地の宿場にはその形状から直線が取れず桝形が無い宿場も存在しています。 現在は道路改良や河川改修などで桝形がある宿場町は少なくなりましたが、太田宿や恵那市の大井宿、犬山市の城下町にも桝形は存在しています。 宿場を守る為に設置された桝形が現存していることは珍しく、これも中山道の宝物です。 太田宿の桝形の場所 虚空蔵堂前 弥勒寺跡地 西福寺入り口前 祐泉寺前 参考に、1800年作成の『中山道分間延絵図』の太田宿と恵那市の大井宿を添付しておきます 太田宿 大井宿 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年11月16日 09時18分00秒
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