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カテゴリ:まちづくり・地域づくり
太田宿の宝物⑱
名号碑や記念碑がたくさんあります 太田宿の宝物⑧で文学碑(俳句などの文章を石などに刻んだ碑)の話をしましたが、名号碑や記念碑もたくさんあります。 名号碑 ①法華経碑塚(碑文:南無妙法蓮華経) 西木戸には虚空蔵堂、東の太田町と古井町の境界に法華経碑が建っており、旅人は無病息災、道中安全を祈願して旅路につきました。 ②播隆上人の名号碑(碑文:南無阿弥陀仏) 槍ヶ岳開山で知られる播隆上人終焉の地は脇本陣で、祐泉寺には墓と名号碑が建っています。 播隆碑は岐阜県内に59基、八百津には13基建っています。市内には5基あります。 ③妙見堂の碑(碑文:南無妙法蓮華経) 太田代官所跡の一部に明治22年、日蓮宗が妙見堂を開祖して説教所を開きました。 因みに「南無阿弥陀仏」と称えればどんな人間でも往生できると説いたのが浄土宗・法然。 「南無妙法蓮華経」と唱えればその身のまま成仏できると説いたのが日蓮宗・日蓮。 当時は悩み苦しむ人々を宗教によって救う時代でした。しかし、太田宿にある寺は4寺が禅宗(臨済宗妙心寺派)です。守護である土岐氏の加護で発展しました。 記念碑 ①坪内逍遥顕彰碑 太田小学校に隣接した逍遥公園(昭和32年整備)で、昭和37年(1962)1月27日に除幕式が挙行されました。 ②忠魂碑 祐泉寺に明治維新以来、日清、日露戦争など戦没した太田町出身の兵士のために制作された記念碑です。戦後、国内の忠魂碑はGHQにより軍国主義的な意図を有するとして多数撤去されましたが祐泉寺には残っています。 日清戦争で1名、日露戦争で9名など、209名の方が刻まれています。 中山道太田宿のパンフレットにも記載されていますので、ご参考に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年01月20日 15時26分10秒
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