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カテゴリ:医療
しばらく暖かい日が続いたと思えば、また寒くなりました。 明日も一段と冷え込むようです。 体調管理には充分ご注意を・・・
さて、昨日の「ネットの怖さ その1」で、チェーンメールの実態を書きましたが、少し補足しておきます。 いろいろなご意見や、他の実例などをお知らせしていただきました。 ありがとうございます。 昨日も書きましたが、「自分は自分、人は人、私ゃ関係ないよ」という人には関係のないことです。 また 現代はそういう人が多いのも事実です。 そういう人はこのブログをひと目見て、読みもしなしいでしょう。 が、まだ人情を忘れていない人もけっこうおられます。 そういうマジメな「何かしてあげたい」と思う人が反対に被害を受けてしまうのです。 どちらかといえば、非人情の人のほうが被害を受けません。 皮肉なことですが・・・ まず 「よく読めばウサンクサイのはわかる」 これはそのとおりです。 しかし 緊急の場合、冷静さを欠いてしまうのが人間。 昨日のチェーンメールは、まさにその点をついた悪巧みです。 ところが、もし事実としたら、緊急の場合、もたもたしている間に取り返しのつかない事態になることもあります。 特に災害時や大事故の場合は、これに相当します。 そして 「めんどいから回さない」 また、「あまり関わり合いたくない(ウソかホントかわからないから)」気持ちがある人も多かったですね。 でも これだと 結局は何もしない人と同じになってしまいます。 あ 別に責めているわけではありませんので、念のため。 ついこの前、行方不明になった発達障害の青年の件も、どちらかといえばチェーンメールっぽいのです。 だから二の足を踏まれた方も多いと思います。 で、疑わしきは関わらないことを決めた人も多かったですね。 だけど かなり多くの方がリスクを負って掲載されました。 この差は何でしょうか? 「何かしてあげたい」 この気持ちの差だと、私は思います。 何も行動を起こさなければ、何もわかりません。 疑わしき場合は、まず出所を確認する。 上記の場合は警察署のHPでした。 昨日の場合は●●医大のHPでした。 また 書き込み当人の電話の記載があれば電話確認する。(ただし リスクはあります) ただ、これが昨日書いたように、病院の通常業務に支障の出る結果になったのですが・・・ 話を戻しまして、昨日のチェーンメールですが、病院などの医療機関および関係者が、こういうメールを発信することは絶対ありません。 やむを得ない緊急事態でも、せいぜい医療従事者および各関係者間だけです。 それでも まずメールはしません。 必ず、直接電話で話します。(それも 関係上司が直接) というのは、以前にもお伝えしましたが、メールはそのアドレスの当人が発信しているとは限りません。 例えば、アドレスを他人が知っている場合、なりすまして発信することが可能です。 もちろん 発信IPなどで詳しく調べればわかりますが・・・ また 受け取る側も、必ず本人に届くとは限りません。 行方不明もあるし、これも他人がID、PASSを知っていれば見られます。 それに スキミング(いわゆる電話でいう盗聴)もできます。 完全にメールを奪取をもできます。 メールというのは、けっこう不安定なものなのです。 ということで、ずいぶん前置きが長くなりましたが、本日のお題は 「低年齢のうつ病 その1」 これも長くなりますので、連載となります。 以前に「うつ病 Part-3」で書きましたが、現代人はうつ病の人が多くなっています。 予備軍をいれれば相当に数になります。 ただ これは成人の場合。 しかし この頃は子供のうつ病が増えてきているのです。 「子供のうつ」についてはあまり知られておらず、見逃されているケースも多いといわれます。 子供に「うつ」が広がっているという指摘が、専門家から相次いでいるそうです。 「予備軍を含めると中学生の2割以上」という調査も一昨年公表されました。 25年ほど前までは、子供のうつ病は極めてまれだと考えられてきました。 北海道のある大学病院のグループが、子供のうつ状態について大規模な調査を行いました。 小・中学校の協力を得て、2万人に調査票を配布し、有効回答は、3331人。 その結果、全体の13%(中学生の22.8%、小学生の7.8%)が、「うつ傾向」と判断されました。 男子9.8%、女子15.8%と、女子の方が多かったそうです。 男子は中学1年から、女子は小学6年から急増する傾向があったとのこと。 この数字は、いわば「うつ病の予備軍」。 実際にうつ病と診断されるのは、このうち2割程度と推定されるといわれます。 診断基準が確立するとともに、子供にも多くのうつ病が存在することが次第に分かってきたそうです。 しかし 日本では、実態調査はほとんど行われていません。 また つくばでの同様な調査でも、首都圏などの小学4~6年生3324人を調べた結果、男児の10%、女児の13.5%が、カウンセリングや医療を必要とするうつ症状を抱えていたそうです。 臨床現場でも子供のうつは広がっていると感じるそうですが、家庭や学校、そして 専門家の間でも子供のうつについては、あまり関心が向けられていないのが実態です。 子供のうつは学校へ行けなくなったり(社会人でいう出社拒否症)、周囲に当たり散らしたり、自分をずっと責めたりと、様々な症状があります。 「泣きたいような気がする」、「悪いのは自分のせい」、「だれも助けてくれない」、「生きていても仕方ないと思う」などという深刻な悩みもあったという。 また 具合が悪くなって、保健室を訪れた生徒をよく見ると、生徒は手首に包帯を巻いており、刃物で傷つけた「リストカット」の跡があった という例もあります。 リストカット:手首を切る自傷行為 症状としては、自分で殴る、物を殴る、爪を皮膚にたてて強く掻き毟る、シャープペンシルなどを突き刺す、身体などを壁に強打する、手などを噛む、爪を剥ぐなどの行為もある。 「適切に診断し、治療、予防に努めることが一層求められます」と調査グループは訴えています。 ということで、この続きは次回に・・・ 尚、うつ病については、過去ログ「うつ病」、「うつ病 Part-2」、「うつ病 Part-3」を参照ください。 ●別ブログ2/25の新着は「コタツでみかん」 前回は「美術鑑賞とグルメ三昧」 こちらも見てね 尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月04日 22時44分07秒
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