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カテゴリ:グルメ
いたううち解けぬ人の言ひたる古き言の、知らぬを聞きいでたるもうれし。のちに物の中などにて見いでたるは、ただをかしう、これにこそありけれと、かの言ひたりし人ぞをかしき。
枕草子 第二百七十六段 (二) 【うれしきもの】 の抜粋です。 <それほど懇意でない人が言った古い詩歌で、自分が知らないのを聞いて知ったときもうれしい。あとで書物の中などで見つけると、ただただおもしろく、ああ、この詩歌だったのだなと、それを言った人が興味深く立派に思われる。> 書物、最近は読まない人が多くなりましたね。 ネットですべて検索できるけども、やはりじっくり読むことは脳の活性化のためにも必要です。 枕草子でもいかが? あ 寝ちゃうか さて、今日は朝から終日雨 しかも 気温も低く、3月中旬の気温だったようです。 今までが暑い日が多かったので、余計に寒く感じます。 ところで、大阪は工業都市で農産物がないように思われていますが、昔はけっこう畑も多く、農産物もあったんですよ。 守口大根などは伝統野菜になってます。 特に泉州方面はいまだに耕作しているところも多く、キャベツ、たまねぎ、さといも、ふき、などが作られています。 しかし 泉州といえば、なんといっても「水なす」 この水なすをもっと知ってほしい とJA泉州がPRをしています。 ----------------------------------------------------------------- 大阪府南部・泉州地方の特産。「水もしたたる」と言われるほど豊富な水分を含んだ果肉は、この土地特有の湿り気の高い土壌が生んだとされる。 普通のナスより卵形に近く、皮も実も軟らかい。 室町時代の文献に登場する「澤茄子(さわなす)」が起源といい、現在は貝塚、泉佐野両市などの約200戸の農家が年間2000トンを生産する。 料亭では高級食材として扱われるが、元来は庶民に親しまれてきた。 代表的なのはぬか漬けで、新鮮な水ナスを晩に漬け、翌朝に食べるのが人気。 漬物桶(おけ)に残った古漬けを水に浸して塩分を除き、小エビと一緒にしょうゆとみりんで煮る「じゃここうこ」は、人々の暮らしから生まれた伝統的な郷土料理だ。 JA大阪泉州販売課の川岸巧さん「5月からが旬の水ナスは、夏場の塩分補給にも最適。 しょうゆを垂らして白米と一緒に食べるもよし、そのまま丸かじりするもよし。 古漬けは、カツオ節とポン酢で食べるのもおいしいですよ」 ◎お取り寄せ◎ JA大阪泉州農産物直売所「こーたりーな」(072-462-8181)で宅配の場合、送料込みで浅漬け(6個入り)2100円、生果(20~24個)2700円。(2008年5月5日 読売新聞) ----------------------------------------------------------------- 泉州名物「水なす」 一度 お試しあれ ということで、週末のお約束 温泉シリーズの次はグルメシリーズ。 ですがぁ 広島焼きの店へ行く予定でしたが、都合で行けませんでした。 なので、急遽ネタの差し替え。 本日のネタは 「ししゃも」 尚、昨日の週末のお約束 温泉シリーズは「長野県下伊那郡 下條温泉」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ 酒の肴にもよく登場するししゃも。 しかし 私たちが日ごろ食べているししゃもは、本物の「ししゃも」じゃない。 これは、まだ知らない人も多くいる事実。 まず、ししゃもは、世界的にみても日本にだけ分布する日本固有の魚で、しかも、北海道の太平洋岸にのみ生息します。 「子持ちししゃも」として販売されているししゃもは、外国から輸入されたもので、カラフトシシャモ(カペリン)といいます。 キュウリウオ科の仲間ですが、ししゃもではありません。 カラフトシシャモは30~40年前にはじめて輸入されました。 なぜししゃもと呼ぶようになったかは、単に見た目が似ているからという理由であって、味はまったくの別モノなのです。 味がどのくらい違うかというと、「うなぎとあなごを一緒にしたり、ロブスターと伊勢海老を一緒にして売っちゃえ! というくらいなのです。 居酒屋でもメニューに「ししゃも」あるいは「子持ちししゃも」と載っていますが、本当のししゃもは年間1300トンほどしか漁獲されておらず、とても本州の居酒屋チェーンに出回る量はありません。 それにしても、なぜニセモノのほうが一般的になってしまったのか。 本ししゃもは近年は安定してますが、ずっと減少傾向にあり、昔は大漁だったのに、どんどん獲れなくななり、かつて何百トンだったのが、一時は何トンというくらいにまで減ってしまいました。 乱獲で減ってしまったのです。 さらに、河川がコンクリートで覆われてきて、産卵場所が減っていることもあります。 そこで 今は漁に制限を設けて「定量制」になっています。 よく居酒屋で、「ししゃもは、オスが美味しいんですよ!」とか言われるが、実際にオスのししゃもを食べてみたら、確かに身がキリリと締まり、濃厚な旨みがある。 本物のししゃもの場合は、やっぱりオス優勢なのか? これは好みの問題で、一般には「ししゃもは子持ち」と思われているから、「オスも美味しいですよ」ということになるらしい。 本物のししゃもはメスも卵に甘みがあって美味しいし、オスは卵を抱えていない分、卵に栄養がいかないので、身がしまっていて味が濃いそうだ。 また カラフトシシャモは日本に食用加工品として輸入されているのはほとんどがメス。 そのため子持ちシシャモと呼ばれているそうだ。 本物のししゃもの場合は旬が10月~11月半ばで、1300トンほどしか漁獲されておらず、地場消費か料亭にまわるくらいだそう。 カラフトシシャモは生干し冷凍製品として年間3万トンほど輸入されており、スーパーなどでの商品名は主に「子持ちシシャモ」と表記されている。 そして、水産庁の魚介類名称のガイドラインは標準和名の「カラフトシシャモ」の使用が原則とされています。 また、かつては「銀ムツ」として売られていた魚が、2003年のJAS法改訂によって「メロ」と表示されるようになったなど、近年、表示が改められてきている。 でも、なぜか「ししゃも」は「カペリン」とせず「カラフトシシャモ」のまま。 これはなぜ? なぜししゃもだけが、この改訂時に見送られたのかは不明。 ししゃもを獲る北海道の魚場関係者としても、非常に残念に思っているそう。 あなたの食べているししゃもは「本ししゃも」? それとも「カペリン」? 本ししゃも カラフトシシャモ(カペリン) ◆行方不明の ケイ君 まだ見つかっておりません。 長くなりそうなので、お知らせはヘッダーに移動しました。 ●別ブログ4/29の新着は「お米をもっと食べよう」 前回は「老眼」 こちらも見てね 尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月10日 22時30分08秒
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