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カテゴリ:防災
今日も気温があまり上がらず、ちょっと寒い1日でした。 今日は午後から客先打ち合わせ。 やっとマトモな仕事にありつけました。
さて、5月から揮発油税の暫定税率復活で、あがまくってるガソリン。 このガソリン値上げで、一般家庭の負担影響はどのくらいになるのか?を第一生命経済研究所が試算しました。 ----------------------------------------------------------------- ガソリンの小売価格上昇は食料品などの値上がりに悩む家計の負担感を一段と増しそうだ。 第一生命経済研究所の試算によると、暫定税率が復活したことによる家計の負担増は、自動車を保有する世帯の平均で月間2491円。 世界的な原油価格の高騰でガソリンの値上がりが続くようなら、消費者心理をさらに冷やすおそれがある。 総務省が30日公表した3月の家計調査によると、勤労者世帯の実質可処分所得は前年同月比1.0%減と5カ月連続で前年を下回った。 最近は1人あたりの現金給与総額がやや上昇しているものの、物価上昇は個人消費の下押し圧力になる。(2008年5月1日 日本経済新聞) ----------------------------------------------------------------- ただ これは直接経費だけで、それに伴う輸送費の上昇などで物価があがるような、関節経費は含んでいません。 今は非常な原油高になっています。 ただ これもこの前書いたように投機マネーがうごめいています。 だから 余計に高くなっています。 残念ながら需要と供給の関係、また 儲かりそうなものに投資をする経済は当然と言えば当然。 資本主義経済は非情なものなのです。 食料においても、不足気味であっても金を持っているところがかっさらっていきます。 金がある=景気がいい→品物の確保ができる=高値で買うから値上げせざるを得ない。 これが経済の原則です。 反対に、景気が悪い=金がない→買い負けして品物を確保できない となります。 現実世界でもそうでしょう。 値上げで金がなければ買うのを控える。 もしくは買えない。 売るほうだってそうです。 買ってもらわなければ話になりません。 金がない=不景気 なのに値上げして売れなければお手あげです。 値上げしても買ってもらえるだろうから、値上げをします。 もっとも、インフレ、デフレなどの際は様子が変わりますが・・・ しかし 少なくとも日本はまだインフレ、デフレにはなっていません。 ただ かなり危うくはなってきていますが・・・ そして 以前は日本が金にあかせて世界から買いまくっていました。 残念ながら、今はその座は中国やオイルマネーの中東に移っています。 あーたらこーたらと、異常気象など云々の屁理屈だけでは解決できないのです。 昨日も書いたように、物事 何でもひとつの面から考えず、多くの側面を見ることが必要なのです。 ま 上の例はちょっと極端ではありますが・・・ で、まったく話は変わりまして、本日のお題は 「五寸角」 尚、昨日のお題は 「割り箸」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ さて、日本の今の建売住宅などは10~15年で狂いがでてきて、建具などがあわなくなります。 そして、20~30年で外壁、屋根などが痛んできます。 もちろん手入れなどによっても違いますが、おおむね 30年経つと心材そのものが痛んで、だいたい35~40年が寿命です。 が、欧米では住宅の寿命は100年といわれています。 かつて日本の住宅もそういわれてきました。 ところが最近の日本の住宅は30年前後で取り壊されているという調査の結果が出ています。 それは、戦後から1960年代まで時期、復興から高度成長期の住宅そのものが足りなく、質より量を確保すべく建てられ続けた住宅の宿命なのかもしれません。 奈良、京都や飛騨高山には500年以上経つ木構造の民家がたくさんあり、築500年前後の建物の柱は五寸角でした。 五寸角の柱、五寸の厚さの梁・桁。 これは、今標準の三五寸角の体積としては2倍以上となり、もちろん強さも断然違ってきます。 柱がただ太いだけでなく、「太い」と言うことはそれだけ樹齢のある木を使っているということ。 言うまでもなく年輪を多く刻んだ樹木は、「質」も高いのです。 もちろん乾燥度合いも違います。 昔は何年も寝かして自然乾燥させていましたが、今は強制乾燥で数日で出荷します。 だから芯まで乾燥してないから、狂いも大きい。 現在の住宅の柱は、三五角(10.5cm)や、四寸角(12cm)がほとんどです。 三五角・四寸角・五寸角の曲がり強度差を比較すると、 bh3/12 = h4/12 = (10.5)4 :(12)4 :(15)4 ※ b=幅 h=高さ =19.4481:33.1776:81 つまり、 1 : 1.7 : 4.2 三五角 四寸角 五寸角 ま あくまで卓上の計算ですが・・・ そして 木は鉄よりも火災に強いということさえあります。 木材は、ある程度の厚さや太さがあれば、表面が焦げるだけで、それ以上はなかなか燃えません。 これは、表面の炭化した層が断熱材の役目を果たし、木材自体の可燃性ガスの発生を防ぐからです。 そのため、柱が倒壊するようなことは少なく、古い民家などでは、火事で焼け残った柱や梁などを増改築に転用することがよくありました。 五寸角のメリットのひとつは、火に強くなることです。 つまり、火災にあっても命が助かることがあるのです。 では なぜ木は鉄よりも火災に強い その理由は? 平均的な建物の火災温度は約700℃~950℃の範囲と言われています。 しかし、木材は約500℃に達するまで引火しない上に、ある程度断面が大きいと、 一旦燃えても表面に炭化層を作るだけで火は内部まで進行しないため、 強度が低下しにくいという性質を持っています。 木材の断面が大きくなると表面は焦げて炭化層ができます。 逆にそれが断熱材の役目を果たし、木材自体の可燃性ガスの発生を防ぎ、 酸素の供給が絶たれ燃えにくくなります。 1000℃以上になっても必要強度は保たれます。 これに対し、一般的に火に強いと考えられている鉄は550℃を超えると急速に柔らかくなって変形し、 その強度が大幅に低下します。 住宅の場合、骨組みが崩れ落ちてしまうことにもなりかねません。 鋼材の強度は、230℃を超えると急激に減少し、およそ750℃で残存強度は10%となってしまいます。 その時の木材の残存強度は75%です。 実際にはログハウスなどは完全に燃え尽きず、炭化して、建物そのものの形が残っていることがよくあります。 ◆行方不明の ケイ君 まだ見つかっておりません。 長くなりそうなので、お知らせはヘッダーに移動しました。 ●別ブログ5/12の新着は「鹿せんべい」 前回は「お米をもっと食べよう」 こちらも見てね 尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月12日 23時47分02秒
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