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カテゴリ:経済
昨日も書きましたが、業務多忙で、ずいぶんブログ更新が遅れました。
さて 昨日から今朝にかけて、かなり風雨が強かったです。 しかし 午後から晴れるという予報より早まり、10時過ぎには雨もやみ、午後からは青空が・・・ せっかく電車で来たのに・・・ あ 「乗る直前に行ってしまう確率」で書いたように、今朝も駅の階段を降りきる少し手前で電車の扉が閉まり、降りきったら発車していました。 まあ いつもなら、1~2分後にすぐ来るので安心しきってたら、駅のアナウンスが・・・ 「●時●分発の電車が●●駅で事故のため4分ほど遅れております。 ご迷惑をおかけしますが、今 しばらくお待ちください」 で、結局5分遅れで次の電車がやってきました。 運の悪い・・・(いつもの行いはいいんだけど・・・) ところで、日本は食糧の多くを輸入しています。 そして、以前は景気も良かったので(庶民にはその恩典はなかったが)、世界で高値をつけて輸入してきました。 が、最近は景気も下降ぎみ。 それに 東南アジアやインド、中国などの国が景気高揚で追い上げてきています。 また 原油高によるオイルマネーも溢れています。 そのため、それらの国々が、今まで日本が輸入してきた食糧を高値落札して自国に輸入するようになりました。 また 嗜好の変化により、日本食が脚光を浴び、日本食材が世界で人気にあり、輸入する国が多くなった という要因もあります。 ----------------------------------------------------------------- 政府は20日、2007年度の水産白書(水産の動向)を閣議決定した。 世界的な需要拡大による魚価高騰から、日本の輸入業者が希望する安い価格で魚を調達できない「買い負け」などが起き、日本の水産物輸入の減少が加速している。 白書は「もはや輸入にばかりは頼れない情勢」との懸念を示した。 水産物輸入の減少は、食卓の「魚離れ」に加えて国際的な水産価格の上昇が原因。 背景には、05年に日本を抜いて世界最大の水産物輸入国となった中国や、健康志向で魚を食べるようになった欧米の存在がある。 水産庁によると、日本の水産物輸入は01年をピークに減少傾向に転じ、06年はピーク時に比べて17.5%減の315万トンに落ち込んだ。(2008年5月20日 夕刊フジ) ------ オマーンのマクブール商工相は、同国政府がコメ20万トンを国際市場で買い付ける計画を明らかにした。 3日のオマーン国営通信が報じた。 オマーン需要の2年分とされるコメ20万トンの買い付けは異例。 ペルシャ湾岸諸国ではアラブ首長国連邦(UAE)が穀物の戦略備蓄の検討を始めており、こうした動きがコメや小麦の国際価格の上昇につながりそうだ。 オマーンは5万トンの小麦粉も確保した。 湾岸の主要産油国は原油価格高騰で通貨供給量が急増。 通貨のドル連動(ペッグ)の影響もあり、オマーンなどで消費者物価上昇率が食料を中心に年10%以上に達した。 人口も急増、食料の安定供給が優先課題になっている。(2008年5月5日 日本経済新聞) ----------------------------------------------------------------- 前回も書きましたが、日本の食料自給率は40%をきっており、世界から食料を買わなければ、現在の家庭の食材は揃えられません。 しかし、こういう状況が徐々に他の国にもあらわれてきたら、今までのように買うことは困難になってきます。 今 日本の家庭の食材の大部分が輸入ものなのですから・・・ と いうことで、本日のお題は 「食料自給率 その3」 尚、昨日のお題は 「仕事の喜び」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ また 前回の「食料自給率 その2」←はこちら 日本で現在 自給率No1は米です。 ただし これも政府の多額の補助金で成り立っていることは忘れてはなりません。 米の消費量が減ったとはいえ、米は私たち日本人の主食です。 そして 日本では古くから実に多くの田んぼが拓かれてきました。 これは昔の人が,日本の風土が米作りに適していること、米が食糧として優れた作物であることを知っていたからです。 米作りには、暖かい気候と大量の水が必要ですが、雨が多く夏の気温が高い日本は充分にこの条件を満たしています。 また 米は収量が多く、何百年も続けて同じ場所で作ることができる作物です。 そして 食べる時は小麦のように「粉」にする必要がないので調理も簡単です。 しかし 今 日本では何も栽培されず荒れ地のようになる田んぼ(耕作放棄)が増えています。 いろいろな要因がありますが、ひとつは後継者不足です。 ところで、アメリカや中国から「コシヒカリ」が輸入されて、「アメリカ産コシ」、「中国産コシ」として売り出されたら、あなたの街の人たちは買うでしょうか。 「安くて安全でうまいなら、外国の米でもいい」と、地元の米を押しのけても買うかもしれません。 しかし 「アメリカの米は、赤とんぼを連れてくるだろうか?」、「中国の米は、田んぼを渡る爽やかな風を連れてくるだろうか?」 「安い」と引き換えに、田んぼで生まれる赤とんぼや涼風は消えて、耕作放棄の荒地が増える。 そんな農業・農村になって、はたして豊かな暮らし、豊かな食の環境といえるのだろうか? もっとも 環境破壊で、今でも赤とんぼなどは居なくなってるではないか と言われれば、それまでですが・・・ さて、食料生産と国土保全を担う国内の農地で、今の日本は耕作放棄が止まらなくなっています。 今や埼玉や滋賀県の面積に相当する38万ヘクタール余りが荒廃しています。 農山村での過疎・高齢化による耕作放棄拡大は「農村崩壊」につながります。 農業を担うのは高齢者ばかり。 70歳以上が45%を占め、90代現役(1%)もいます。 次代の「農地の守り手」不足は深刻です。 家族内に後継者がいない世帯は全体の6割を占め、面積ベースでは全農地の4割にも達しています。 10アール以上の農地がありながら、町外で暮らす「不在地主」も全体の13%にのぼっています。 不在地主の農地は、借り手がいなくなれば耕作放棄に直結します。 高齢化、担い手不足、耕作放棄。 日本の農村は悪循環に陥っているのが現状です。 これに追い打ちをかけるのが米価の下落。 10年前は全国的に1俵(60キロ)2万円近くあったが、最近は1万5000円を割り込む。 そして米の消費減がさらに拍車をかけています。 国内の耕作放棄地は増加の一途。 1985年までは13万ヘクタールと横ばい状態でしたが、90年は21万7000ヘクタール、2005年は38万6000ヘクタールと増え続け、農地(牧草地を除く)の1割近くに達した。 このうち、15万3000ヘクタールは、農業を振興する上で重要な「農振農用地」の耕作放棄だということが、2007年の農水省調査であきらかになっています。 耕作放棄地の増加のあおりで、農家の経営耕地面積は440万ヘクタール(1985年)から359万ヘクタール(2005年)にまで減少。 食料自給率が39%と4割を切ったなかで、食料生産の基盤は弱まる一方。 「このままでは日本の農業は自滅する」と関係者は危機感を強めているそうです。 食料自給率向上には農地の確保は欠かせない。 が、耕作放棄が今も増え続けています。 ◆行方不明の ケイ君 まだ見つかっておりません。 長くなりそうなので、お知らせはヘッダーに移動しました。 今回は珍しく別ブログを先に更新しました。 衝撃の内容です。 アクセス数は落ちてますが、順位はドンドンあがってます。 やはり興味シンシンなんでしょう。 ●別ブログ5/23の新着は「長野・聖火リレー裏話」 前回は「鹿せんべい」 こちらも見てね 尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月29日 22時49分11秒
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