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カテゴリ:地球環境
お天気は相変わらず曇ったり、にわか雨が降ったりですっきりしません。 天気予報もちょっとズレっぱなし。 早朝の発表と、午後からの発表がかなり違うこともよくあります。
さて、以前 農産物の生産調整で白菜を廃棄する話をご紹介しましたが、これだけでも「もったいない」と思うのに、大手販売のスーパーなどが独自の賞味期限を設定し、本来の賞味期限前でも返品していることがわかった。 返品されたものはほとんど廃棄されていたという。 ----------------------------------------------------------------- 農林水産省が菓子業界を対象に7月に実施した賞味期限に関する調査で、大手スーパーなどの小売業者が独自の納入期限や「店頭販売期限」を設けている実態が明らかになった。 期限が切れた食品は返品・廃棄されるなどして、食品の廃棄を増やす一因と指摘されている。 農水省は調査を踏まえ、10月までに対応策をまとめる。 調査は全日本菓子協会が協力し、全国で流通している菓子を製造する31社を対象に実施した。 このうち、6社から回答があった。 それによると、大手スーパーやコンビニは全般的に、製造日から賞味期限の期間のうち3分の1の時点を「納入期限」と定めていた。 この条件では、例えば賞味期限3か月の商品では、製造から1か月を超えると納品ができなくなる。 期限を外れた商品は返品されていた。 また、製造日から賞味期限までの期間のうち3分の2の時点を「販売期限」と定めている小売店もあった。 期限を過ぎた商品は、見切り品として割引販売されるか、卸業者やメーカー側に返品されていた。 全商品に占める返品率は平均1.1%で、その99.5%は捨てられていた。(2008年8月17日 読売新聞) ----------------------------------------------------------------- ファミレスなど、食べ残しの廃棄食材やスーパー、コンビニなどの食品廃棄は相当な量になっているが、このように本来の賞味期限前に返品、廃棄するのは非常に「もったいない」気がするのだが・・・ 自給率の低い日本、なのに飽食の日本 いったいどうなってんの? とはいっても「もったいない」で、使いまわしや返品の賞味期限偽装で再発売はゴメンだが・・・ ところで、あるアメリカ在住の人が見聞したことですが、 この5月に米国バージニア州で開催されたフード・フェスティバルでひときわ賑わっているスタンドがあった。 それは『虫料理』(未邦訳)の著者デヴィッド・ジョージ・ゴードンのスタンドで、彼はなんと「コオロギのパスタ」を作っているところだった。 今、ゴードンのような虫料理の愛好家たちはみな、「虫は、牛や豚や鶏よりはるかに環境にやさしいタンパク源だ」と口を揃える。 というのも畜産業界が排出する温室効果ガスの量は全体の18%にも及ぶからだ。 さらに、餌になる穀物の値上げが深刻な昨今では、環境への影響が少なく安価な虫は、“未来の食材”になる可能性を秘めているという。 例えば150gのイナゴを育てるのに必要な水はわずかだが、同じ量の牛肉を得るには3290Lもの水が必要だ。 また虫を育てるなら、経費も少なくてすむ。 加えて、注目すべきはその栄養価。 中央アフリカなどでよく食べられるイモムシは、火を通した状態で100g中28gのタンパク質を含み、これは鶏肉に含まれている割合よりも多い。 またゲンゴロウは、牛肉の4倍の鉄分を含むという。 ちなみに、国連食糧農業機関の職員も最近バンコクで開かれた“食虫会議”に出席し、「これは決して蔑むべき発想ではない」と述べている。 将来、充分な「エコフード」となり得るのだ。 とはいえ、一般的な人間が口にするにはまず「気持ち悪い」という感覚を克服する必要があるのは、言うまでもない。 ということで、本日のお題は 「エコフード」 尚、昨日のお題は 「メガネ」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ さて、虫料理といえば、長野でよく食べられるのが「イナゴの佃煮」 長野では昔から貴重なタンパク源として、また冬の保存食としてイナゴを食用としてきました。 今は、お酒のおつまみに食べる方もいますし、食事のおかずとして食卓に並ぶ家庭もあります。 イナゴの味は乾いた小えびや沢がにに似て美味です。 長野県民が皆好んで食べているわけではありませんが、秋になるとよく目にします。 成分としてはタンパク質が多く含まれ、鉄分、ビタミンAに富むが、以外にカルシウムは少ない。 昭和30年代頃までは学校の行事としてイナゴ取りがあったそうです。 都会在住の某元長野県人は懐かしそうに、こう言う。 子供の頃は、普通に食卓にイナゴの佃煮がのる家など珍しくなかった。 実際、我が家でも食べるのは父だけとはいえ、毎年家で作っていた。 きゃらぶきや、貝の佃煮にも似た甘辛い味付けで、あの「見た目」だけクリアできれば、かなり美味いとよく父にすすめられたものだ。 とはいえ、時折、「あ、足がのどにひっかかった」などと苦い顔をする父を見ると、どうにもその「見た目」がクリアできない。 ただし、「イナゴ食べない派」にとっても、毎年 秋時季になると、田んぼにイナゴをとりに行くというのは、一種の「娯楽」だった。 無心で捕まえ、袋に放り込む。 それは、少年たちがクワガタ・カブトムシをつかまえるのと何ら変わりないのだ。 イナゴとりの道具も、いろいろ改良した結果、ヤクルト容器の底をくりぬき、くびれ部分に布袋をゴムでとりつけるというものに落ち着いた。 ポイポイ虫を放り込みやすいうえ、脱出の可能性もないという画期的なものである。 こうして大量捕獲したイナゴは、家で調理する。 グツグツに湯だった鍋に一気に投入すると、ぱちぱちと音をたてて硬直し、草っぽい独特のニオイが台所に満ちてくる。 熱い湯に入ったイナゴの緑色の体は、一瞬にして真っ赤に茹で上がり、地獄絵図のような光景に、なぜだかいつも見とれてしまうのだった という。 ところが、この時期になるとあちこちの田んぼで見られる「イナゴとり」の光景が、最近はあまり見られなくなった。 食べる人が減ってるからかと思ったが、実家に聞いてみると、ここ数年、「イナゴがいない」というのである。 農薬の影響なのか。あるいは、環境の変化か。 「昔は、主婦が大量につかまえたイナゴを、近所のスーパーに売りに行ってお小遣いにすることもあったのにねえ」と、寂しそうに言う。 かつては当たり前だった秋の娯楽「イナゴとり」も、貴重な保存食の「イナゴ」も、貴重な存在となってきているようです。 山形県の内陸部、群馬県、でも「イナゴ」は食べられています。 また 他には、ざざむし、蜂の子、カイコのさなぎ、まゆこ(カイコの成虫)の佃煮などもあります。 伊那地方では、ざざむし、蜂の子の缶詰が産業としてありますが、長野県の人がみんな虫を食べているわけではありません。 尚、次の画像は食事前 および直後の方、また 私みたいな小心者???は見ないほうがいいかも・・・ イナゴの佃煮 姿・形そのまま 蜂の子 甘露煮 <オマケ> シリーズ化してしまった懐メロ 「グッド・ナイト・ベイビー/ザ・キングトーンズ」、「夜明けのスキャット/由紀さおり」、「ブルー・ライト・ヨコハマ/いしだあゆみ」 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ8/17の新着は「壱億円札」 前回は「値引き値札」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月28日 00時06分10秒
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