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カテゴリ:経済
台風、どうも歩みがのろいようで、なかなか進んでいません。 しかし、のろい分 勢力は確実に大きくなっているわけで、日本に進路を向ければ大きな被害の出る可能性があります。 充分ご注意。
さて、この前 「暑いのは苦手」で、内閣府が発表した景気ウオッチャー調査の結果「景気の現状は厳しい」と発表しました。 また 国内企業の倒産状況も悪くなっています。 おりしも、米大手証券のリーマンブラザース経営破綻は、世界をゆるがしています。 昔は「アメリカがくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」と言われていましたが、今はそれよりはマシですが、この構造は今なお、そんなに変っていません。 国内政治も何の改善もなく、総理大臣がサジを投げ出す事態になっています。 今のままでは、悪化の一途をたどるのみ、となるかもしれません。 総理大臣の椅子争いをするよりも、今の日本経済の立て直しを真贋に考えてほしいものです。 ま 今の政治屋ではムリかも・・・ ------------------------------------------------------------- 民間調査会社の東京商工リサーチが8日発表した8月の全国企業倒産状況によると、件数は1254件で前年同月比4.2%増えた。 増加は3カ月連続で8月としては5年ぶりの高水準。 市況の悪化や原材料価格の高騰で不動産や建設業で倒産が相次いだほか、運輸業で息切れする企業が目立った。 負債総額は前年同月に大型倒産があった反動で微減となった。 集計は負債額1000万円以上の企業倒産が対象。 業種別にみると全10業種のうち5業種で倒産件数が増えた。 とくに運輸業は64.1%増の64件で5年2カ月ぶりに60件を上回った。 燃料価格の上昇分を輸送価格に転嫁できていない企業が多く、「基礎体力による我慢が限界にきている」(商工リサーチ)という。 地価の下落や金融機関の融資姿勢の厳格化などで不動産(23.5%増)や建設(13.8%増)の倒産件数の増加にも歯止めがかかっていない。 上場企業もアーバンコーポレイションと創建ホームズの2件が倒産。 上場企業の倒産は8月までに12件で、すでに昨年(6件)を上回っている。(2008年09月09日 日本経済新聞) ------------------------------------------------------------- ホントに日本の将来はどうなるんでしょうね。 私達の業界でも不景気感は充分感じます。 実はさきほども同業者から、「仕事があればまわしてほしい」の依頼がありました。 で、私のお仕事ですが、エライことになりました。 今朝 出勤してメールを見ると、 先月に客先承認を提出していた物件の最終訂正が回ってきていて、「承認訂正後、すぐに製作図を着手してください」と・・・ 「シングル」、「アン・アン」で書いたように、私は今 3件の案件を掛け持ちしています。 せっかく土曜日に出勤して、外注さんと打ち合わせし、1件の大部分をはかせたというのに、また 1物件増えました。 これで4物件掛け持ち。 ここに、以前から聞いているが、遅れ遅れになっている物件もいずれは出てきます。 合計5件。 もーこれ以上はムリポ! シャッチョー SOS 業務多忙のため、お返事、ご訪問コメが遅れております。 ご容赦 ということで、いきなり本日のお題 「中流意識」 尚、昨日のお題は 「1リッタークラス」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ 厚生労働省の2007年 国民生活基礎調査の概況によると、生活が「苦しい」と答えた世帯の割合は57.2%に達していることがあきらかになった。 これは6年連続で過去最高を記録しており、10年連続で過半数を超えていることになる。 かつては「一億総中流」なんていわれた時代もありましたが、最近聞こえてくるのは、“下流”とか“下層”とか、“下”ばかり。 反対に“勝ち組”なんて“上”の種族もいるらしい。 では、そんな現代の「中流意識」とはどのようなものなのだろうか? 注) 一億総中流: 1960年頃から見られる日本の国民意識を指す。 1964年から1997年頃までにかけては特に強くみられた。 昭和37(1962)年、国民生活センターが20代の人びとに10年後の自分を聞いたところ、“中流”と予想する人が83%いた。 昭和47年になって、自らを“中流”とする人は30代に89%いた。 つまり 当時は予想通りに中流階級が増えてきた訳だが、ところが この中流階級が実際に増えてきた現在、かつての中流意識というものが大きな変化をみせている。 かつての中流階層の特徴は消費性向の高いことだった。 当時、経済的な自由度は低かったものの、一般国民の生活はそこそこ豊かで平等であったといえる。 中流とまでは行かないまでも、生活が苦しいと感じたり、将来に不安を覚えたりする人は、周りを見ても非常に少なかったと思う。 「もはや中流という言葉自体がほとんど死語です。 高度経済成長期は、三種の神器とか、マイホームとか全員が一律これを達成したら中流という同じ価値観を共有できていたんです。 しかし価値観が多様化した現代では、金銭的な満足度と精神的な充足度が必ずしも一致しなくなってしまいました。 例えば、仕事を辞めて田舎でスローライフとか、仕事はそこそこにして趣味三昧、とか いろいろな生き方が受け入れられるようになりました。 ただし 所得における中間層がなくなったわけではありませんから、単純な意識調査をすれば今でも半数以上が収入を基準に“中”と答えますよ」と、ある経済学識者は言う。 所得だけでみるなら、現在も“中”の人たちが多数を占めるが、“中流意識”となると別ということらしい。 ちなみにR25世代(25~34歳)にとっての“中流”とはどのようなものなのだろう? 「40年前のR25世代は、結婚して、子供がいて、家があって、それがあたり前でした。 それに経済も右肩上がり、社会も終身雇用で、ある程度出世も約束されていました。 それがかつての中流の条件です。 今ではリストラや倒産も日常的で、将来に対する漠然とした不安がまん延しています。 なかなか自らのことを気軽に“中流”と見なしづらくなっていると思いますね」(同 経済学識者) どうやら自由になり、多様性が認められるようになった価値観のため、同じ物差しで他人と自分を比べることを難しくさせ、加えて時代の閉塞感や不安感が、“中流”という意識を持つことを難しくさせている というのが答えらしい。 お金と心と時代背景が複雑に絡み合った現在の“中流意識”は、なかなか一筋縄ではいかないようです。 また 近年の格差は拡大傾向にあり、民間企業で働く労働者の平均年収は1997年をピークに右肩下がりに推移しています。 2006年の平均年収は435万円と9年連続で減少しました。 そして、子供を持つ親は教育費、習い事費用の負担を、重く感じているといわれる。 子供が、自発的に望んだ習い事も、経費の点で同意できない事が多々あるという。 しかし、あれもこれも駄目では子供の自主性を損なうから、なにか1つはかなえようとする。 それが結構、生活に響くようです。 これが この前「シングル」で書いたように、生涯未婚派、子供を作らない派、が多くなるゆえんかもしれません。 終身雇用で労働者を保護していた一億総中流の時代と比べ、労働環境が大幅に悪化しているといえます。 財界などに労働者を保護する意識が薄れている現在では、長期間フルタイムで労働してもワーキングプアからいつまでも脱却できないことも多い。 20代、30代の若年労働者はこういった劣悪な労働環境や格差社会に嫌気がさし、フリーターやニートになってしまうことも少なくない。 これが「プレカリアート」でも書いたように、若年層の貧困者増大にもなっています。 尚、関連事項として、「人材派遣」、「人材派遣 その2」、「人材派遣 その3」も ご参照ください。 <オマケ> シリーズ化してしまった懐メロ 政治は勝手にしてもらっては困りますが、 「勝手にしやがれ/沢田研二」、「あなた/小坂 明子」、「帰って来たヨッパライ/フォーククルセイダーズ」 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ9/10の新着は「北野・異人館街」 前回は「A. KY」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月16日 21時30分24秒
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