いろいろ【まっち】んぐ

さて、お仕事多忙で、免疫力も低下ぎみ。　風邪の予兆もあったので、昨夜は午後11時すぎに寝ました。　やはり　たっぷり睡眠をとると、翌日は快調です。

これで温泉でも行けたらもっと快調になるんだけど・・・

(熱を測ってみたら、37度ちょいありました。　まあ　たいしたことないですが、今夜も早めに休むことにします)


ところで、ここのところ岩盤浴がちょっとしたブームになっています。

温めた天然石や岩石を加工したベッドの上で横になって汗をかく、サウナ形式の風呂の一種ですが、発汗作用により新陳代謝が活発になり、細胞の活性化につながる　と人気になっています。

ある店では水晶と麦飯石(ばくはんせき)の板を敷きつめたベッドを使っているのですが、遠赤外線とマイナスイオンの効用で汗が噴き出すので、新陳代謝もよくなり、しかもダイエットに効果があるというウワサもあります。

また　放射性元素であるラドンやトリウムなどを含んだ、ほんの少しの放射線を発する石を敷きつめた"温熱療法"というものもあるそうです。　ただ　薬事効能を示すには、薬事法に触れる恐れがあり、できません。

それに、遠赤外線はどのような岩石であれ、熱すれば必ず放射するものです。　しかし、天然石の水晶は、他の鉱石と比べてイオンのパワーが大きいのです。

が、ほとんどが無色透明のため、自然石としてはいいものの、宝石と呼べるほどの価値はありません。　ただ、アメジスト(紫水晶)、シトリン(黄水晶)、ローズクオーツ(紅水晶)、茶系のスモーキークオーツなど、色のついた水晶は宝石店などで売買されています。

水晶とは逆に、ダイヤモンドは無色で透明度が高ければ高いほど値打ちがありますが、これは宝石のなかではほぼ唯一の例外なのです。　他の宝石の多くは鮮やかなカラーで価値が決まるといっても過言ではありません。

では、なぜ宝石には色彩があるのでしょうか？

ということで、色シリーズ第二弾(いつの間にシリーズになったの？)
本日のお題は　「宝石の色」

尚、前回の色シリーズは　「万葉の色」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ

また　昨日のお題は　「ちょいと1杯のつもりで」
ご覧になってない方はこちらもどうぞ


昔から宝石には、何か秘められた意味や力があると考えられてきました。　光や色彩心理と密接な関係があるのかもしれません。

誕生石などではよくいろいろ言われます。　例えば、アメジスト(紫水晶、2月の誕生石)は、淡い藤紫から赤みを帯びた紫で、高貴さ、優雅さ、優しさをかもしだします。　それだけに、この色が似合うためには思慮深く、優しく、美しい女性でなければなりません。

この石は、その色から「ワインストーン」とも呼ばれており、別名「バッカスストーン」とも言います。　それはギリシャ神話に由来しており、アメジストはギリシャ神話に登場する美しい乙女の名前なのです。

この石は水晶の仲間ですが、そのうちもっとも高価なものは、深い紫の色合いのよさで価値が決まり、赤や青の閃光が見られるものが最高級品とされています。

そして、七色に輝くオパール(10月の誕生石)。　オパールがなぜ虹色や玉虫色に美しく輝くのかは長らくの謎でした。

それを解明したのは日本とオーストラリアの研究者だったのです。　この石は他の多くの宝石のような結晶構造ではありませんが、ケイ土粒子が結晶のように線状に規則正しく並んでいます。　そして、その粒子の大きさにより色が変わるのです。

小さいと紫、大きいと赤、中位だと緑や青というふうに。　光が反射・屈折してきらめく色の変化は「色の戯れ」と呼ばれ、オパールの価値を決めるもっとも重要な要素となっています。

古代ローマ人は「キューピッドストーン」、天使の石と呼んでいました。　虹の7色が見えることから「人生が7回変わる」とも言われましたが、少なくとも17世紀までは幸運をもたらす宝石として愛されてきたのです。

余談ですが、あの高橋尚子選手はシドニーオリンピックのマラソンでで金メダリストとなる4日前に、オパールの指輪を買っていたそうです。　もちろん、金メダルは幸運だけで得られるものでは決してありません。

このように、鉱物の結晶がもつ色彩は中に含まれる不純物(金属)のイオンの色と考えられています。　例えば　エメラルドの緑はクロムが出す色、トルコ石の美しい青は銅の発色であり、赤いルビーはクロムによって輝いているそうです。

また、7色に輝くオパールは整然と並んだ二酸化ケイ素のすき間に水が含まれたことで、光の回折現象(光が障害物に出会った場合に反射するだけではなく、その障害物の陰に回り込もうとする性質)が起こって虹色が現れるといわれます。

もちろん、なかには迷信の類もたくさんあるようですが、大昔から宝石には人知の及ばない不思議な力があると信じられてきました。　特に女性に人気のある、ルビーの指輪は濃い赤のパワーで元気になれるような気がします。

「ルビーの指輪」←クリック

この他、宝石と色にまつわるお話は限りなくありますが、ここではとうてい全部紹介しきれません。　また　おいおい少しずつ紹介していきたいと思います。

あ　誰ですか？　本物を見たくなったから、おねだりしようかなぁ～　なんて言ってるのは？　これだけは　おねだりされても、そう簡単には買ってくれませんよね。

あなたの魅力で、一度　挑戦してみますか？


業務多忙のため、お返事、ご訪問コメが遅れております。　ご容赦！


大切な命を守るためにご覧頂けると幸いです。　
　



なぜか大学からアクセスの多い別ブログ　　まったく更新してませんが・・・
●別ブログ9/10の新着は「北野・異人館街」
　　　　　　　　　　　前回は「A. KY」　こちらも見てね