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2008年10月18日
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カテゴリ:古典
今日は終日いいお天気晴れでした。 各地の行楽地などはけっこう混んだようです。 明日は休日出勤なので、家家の中の整理整頓。

ここ1ヶ月半の休日出勤で家の中はほったらかし状態。 新聞はつんどく(積読)だし、長袖を着ているものの、半袖もそのへんに放置状態。 やっとタンスにしまいこんだ。 扇風機もしまった。

まあ一応 夏のお片付けはできました。 まだ あるけど「見て目見ぬふり」
あ こっちの「見て見ぬふり」はしてませんからね!ウィンク

 
ところで みなさん「かぐや姫」を知ってますか? まあ たいていの方はご存知と思います。 日本最古とされる物語で「竹取物語」とも言われます。   

「おのが身はこの国の人にもあらず。 月の都の人なり。 それを昔の契りありけるによりなむ、この世界にはまうで来たりける。

今は帰るべきになりにければ、この月の十五日に、かのもとの国より、 迎へに人々まうで来むず。 さらずまかりぬべければ、おぼし嘆かむが悲しきことを、この春より思ひ嘆き侍るなり。」
   竹取物語より


ということで、本日のお題は 「かぐや姫おとめ座

尚、昨日のお題は 「スーパーのバーゲン値段表示
ご覧になってない方はこちらもどうぞ上向き矢印


千年紀を迎える「源氏物語」絵合巻で、日本最古の物語文学と名指される「竹取物語」ですが、「竹取物語」は通称であり、竹取翁の物語ともかぐや姫の物語とも呼ばれています。

成立年、作者ともに不詳で、仮名によって書かれた最も初期の物語の一つです。

竹林で竹取の翁(おきな)に見いだされた幼子が、たちまち美しく成長して「かぐや姫」と名づけられ、公達(きんだち)や帝(みかど)の求愛赤ハートまでも退けて月月の世界へ帰っていく幻想物語は、各地の説話や伝承を取り込んで成立したとされています。

かぐや姫が帝に残した「不死の薬」の逸話の舞台、富士山を抱く静岡県富士市、竹林が豊かに茂る京都府向日市や京田辺市、広島県竹原市、確かにこの国の東で西で、竹取伝説は根づいています。

  「物語の出で来はじめの祖(おや)」    紫式部

初めて書き留められたという意味で、紫式部は「物語の祖」と記した と言われます。 人から人への口承が文字で記録されることで、物語文学が生まれたというわけです。

その時代はいつだったか? 現存最古の「竹取物語」は安土桃山時代、1592年の書写本ですが、成立は9世紀末から10世紀前半の平安前期とみられます。

平安中期に没した紀貫之が「竹取物語」に基づく文章を残したことが、絵合巻からうかがえるからです。

描かれた舞台はさらに古(いにしえ)へとさかのぼる。 登場人物の設定からみても飛鳥京か藤原京と思われます。 場所としては今の奈良県広陵町が浮上します。

奈良盆地の中西部に位置する広陵町。 古墳群が緑をたたえて点在します。 なかでも馬見丘陵にある巣山古墳は全長200m余りの前方後円墳。 周りに濠(ごう)が巡らされ、古代を思わせる風景が残っています。

物語の舞台とされるのは、古墳からほど近い讃岐神社周辺。 畑の向こうに竹林が広がり、時折の風がひとむらを揺らす。 中に足を踏み入れると、昼もほの暗いところです。

なぜ、この地なのか?
疑問を解く手がかりが、かぐや姫おとめ座に求婚どきどきハートする公達5人のうち3人の名。

阿倍御主人(あべのみうし)、大伴御行(おおとものみゆき)、石上麿足(いそのかみのまろたり)はいずれも壬申(じんしん)の乱(672年)を大海人皇子側で戦い、「日本書紀」や「続日本紀」に記された人物とほぼ一致します。

勝利した皇子が遷都した地が飛鳥浄御原宮(あすかのきよみはらのみや)。 現在の明日香村付近にあったから、大和の物語とみていい。

竹取の翁の名、「さぬきのみやつこ」も意味をもつという。 その名は、浄御原宮からもそう遠くはない大和の「散吉郷(さぬきごう)」から採られたとみられます。 明日香村の北西12km、今の広陵町です。

同じ音の讃岐神社は、平安初期の神社一覧『延喜式神名帳』に記載がある神社。 その竹林に触発されて物語が書かれたとしても不思議はない。

この辺の町民の姓や古い地名に「竹」、「藪(やぶ)」の字がつく例が多く、が地域に根づいていることが確認できます。


 あふことも なみだにうかぶ 我が身には 死なぬ薬も 何にかはせむ

終幕 かぐや姫を失った帝は無常観漂う歌を詠み涙ぽろり、天に近い山で大勢の士(つわもの)に「不死の薬」を焼かせた。 「不死」が転じ、士にも富んで、山は「富士の山」と呼ばれるようになったという後日譚で物語は締めくくられる。

作者は不詳ですが、その完成度の高さから古来、上流社会に属する様々な名が挙げられてきました。

三十六歌仙の一人である源順(みなもとのしたごう)、僧正遍昭(へんじょう)、嵯峨天皇皇子の源融(みなもとのとおる)、菅原道真の弟子紀長谷雄(きのはせお)などなど。

しかし いずれも確証はなく、平安京近辺の幾人かの手を経て改作された可能性もありますが、仏典や漢籍に詳しい男性の知識人だろう と作者像が推察されます。

馬見丘陵は双峰の二上山を西方に望む。 入り日に神々しく映える山容は万葉歌人をも引きつけたという。

別離の悲しみ、そして命のはかなさ涙ぽろり。 日本文学を貫く「あはれ」の萌芽(ほうが)ものぞく古代の物語には、やはり万葉の里が似合います。

また 「万葉集」巻十六の第三七九一歌には、「竹取の翁」が天女を詠んだという長歌があります。

古代小説としての「竹取物語」が後世に与えた影響は大きく、紫式部も長編小説の金字塔と言える「源氏物語」の中で再三、かぐや姫の説話に触れています。

竹取伝説もさまざまに書き継がれました。 例えば、12世紀前半に成立したとされる「今昔物語集」

ほぼ同じ話が採集されていますが、求婚者の数が3人と少ない。 口承されてきた説話の祖型を伝えているとみられます。

鎌倉時代の紀行文「海道記」では、ウグイスの卵から生まれた「鶯(うぐいす)」として類似の物語が展開され、鎌倉・南北朝時代の「古今集為家抄」でも、欽明天皇時代の駿河の国の話として紹介されています。

讃岐神社創建時の祭神は不明ですが、現在は大物忌命(おおものいみのみこと)、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)、猿田彦命(さるだひこのみこと)、大国魂命(おおくにたまのみこと)がまつられています。

西隣に1994年開園の竹取公園があり、古墳時代の竪穴式住居と高床式倉庫が復元されているほか、「竹取物語」にちなんだパネルが並ぶ散策道もあります。 4世紀後半の大王墓とみられる巣山古墳は特別史跡です。

尚、関連ブログとして「万葉の色」があります。 こちらもご参考に・・・



<オマケ> シリーズ化してしまった懐メロ音符 本日のテーマは「月・星」
クレヨンしんちゃん 月灯りふんわり落ちてくる夜」、「地上の星/中島みゆき」、「昴/谷村新司




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           前回は「A. KY」 こちらも見てねウィンク





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最終更新日  2008年10月19日 13時22分47秒
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