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カテゴリ:倫理
娘:「いつもグチを言うけど、私に何をわかってほしいの?」
母:「あのね、お父さんのダメさ加減をわかってほしいの。 どんなにダメな人なのかわかってほしいの」 娘:「どうして、そんなにお父さんのダメさ加減を他の人にわかってほしいわけ? そうすると何がいいわけ?」 母:「とにかく、ダメだってわかってほしいのよ。 でないと悔しいの。 私は我慢しているんだから。 それにそうでないと、私がダメになるでしょう」 と、いつまでもウジウジグダグダ。 相手がダメだと周りがわかってくれると、ホッとするらしい。 「自分は我慢している(良い)=相手は我慢していない(悪い)」 「相手がダメ、悪い=自分はいい、正しい」 そう思いたいらしい。 人(特に女性)は正しいと正しくない、良い悪い、の判断が強いのです。 人は、なぜか「自分が正しい」と思いたがるようです。 少なくても「自分は間違っていないんだ」と思うことは、自分の安定には欠かせないことのようです。 その気持ちを得たいために、不毛な争いをするのです。 それに 1度思い込んだら(事実かどうかは別として)、ガンとして変えない。 でも、自分が間違ってない と思いたいのは、相手も同じですよね。 よく男性は女性にグチられると、つい次のような言葉を投げつけてしまいます。 「君が言うほど大きな問題ではないと思うよ」 「文句ばかり並べていないで、実際にやってみることだね」 「だから、どうしたっていうんだよ」 「もし、君がそれほど不満なら、やらなければいいじゃないか」 「いったい君は何を言いたいんだ? とりとめもない話しばかりしないで要点 をかいつまんで話してくれ」等々 実はこのような言い方は女性の感情をさらに逆なでし、今のグチに さらに「全然話しを聞いてくれない」というグチが1つ加わることになるだけです。 言いたくても、言わない方が賢明です。 女性の場合、ただ話を聞いてもらいたいだけなのです。 また、男性がグチったら「批判せず」聞いてあげてください。 アドバイスや、解決方法を提案してもいい結果になりません。 それよりは、温かい励ましをしてあげましょう。 男性の場合は、グチるときは自分の中で整理がついていて、自分の中で解決策を持っていることが多いのです。 ということで、本日のお題は 「男女の脳の違い その1」 尚、昨日のお題は 「食の5原色」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ 以前 「話をきかない男、地図が読めない女」という本が話題になりました。 男と女は脳が大きく違っていて、生まれつき違う行動をするという。 男は地図を見て立体的に位置関係を把握できるが、女は地図をひっくり返してじゃないと位置関係を把握できない といった感じで、男と女の習性の違いをわかりやすく説明しています。 「男性と女性の脳には違いがある」ということが、昨今 かなり解明されつつあります。 では、実際にどんな点が違っているのか? 脳には右半球と左半球があって、一般的に「右脳」、「左脳」と言われていますが、それらをつなぐ「脳梁(のうりょう)」という部分が「女性の方が2割ほど大きい」ということが、男女の脳の大きな違いとして指摘されています。 右脳と左脳は、互いに連絡を行いながらそれぞれの機能を発揮させるのですが、こうした「左右の交通性のよさ」という点で、一般的に女性の方が脳医学的には高い機能を備えているというわけです。 しかし、最近 それを否定する論文も出てきています。 明確に違うのは、脳の重さ。 成人男性が平均で1.41kg、女性が1.25kg。 とはいえ、形や機能の面では男女差より個人差の方が大きいと言われています。 女性の方が相対的に大きいのは、頭の上部にある頭頂連合野の下側と、耳に近い側頭連合野の後ろ側の2箇所だと言います。 また、女性の方が、言語中枢(多くは左脳にある)が左右2箇所にある人が多いという研究結果もあります。 それでは、右脳と左脳は、どんな機能を持っているのか? まず 左脳ですが、ここには人間にとって最も大事な「言語中枢」があるため、「優位半球」とも言われ、論理的なこと、読み書き計算などの能力を担っていると言われています。 それに対して右脳は、感覚的なもの、抽象的なものを担う脳で、音楽や美術など芸術系の能力はこちらの担当。 各界で、「天才」と言われる人は男性に多く見られたり、一方で、コツコツ努力して優秀な成績をとる「秀才」が女性に多かったりするのは、男性は左右どちらかの脳が極端に発達する可能性を持ち、女性は両方の脳をバランスよく使うことができるからではないかと考えられています。 そのため 女性は概して「要領がいい」、「バランス感覚がある」、「感覚的」、「こだわりが少ない」といった特徴を持ち、男性は一般的にそれらの逆。 男女それぞれの持つ特徴に、こうした脳の構造の違いが大きく影響していると言われています。 そして、違いそのものが形作られるのは、お母さんのお腹にいる時だと考えられています。 人間は受精によって一個の生命体として芽生え、その瞬間に男か女かは決まるわけですが、脳が「男脳」、「女脳」になるのは、妊娠3~4ヶ月(13週~18週)頃です。 この頃に、お腹の中で元来女脳である脳が男性ホルモンのテストステロンのシャワーを浴びれば男性化し、テストステロンをあびなければそのまま女脳となります。 つまり、脳はお母さんのお腹の中で「男化」、「女化」するということです。 その後 それぞれの脳は着々と発達するのですが、例えば、男性は幼児期にテストステロン(男性ホルモン)が多く出るとより右脳が発達するなど、個々の本来の力や経験に応じて脳が作り上げられていきます。 ちなみに 右脳が支配するのは体の左側なので、右脳が発達した人には「左利き」が多い、という傾向があるとも言われています。 人間の身体とその機能は、何百万年というような極めて長い時間を経て進化・退化を繰り返し、今の状態に至るものです。 そこで一つの説として考えられているのは、人間の歴史で一番長かったのは「狩猟生活」であり、ここで必要とされ培われた能力が、今も人間の体に備わっているのではないか ということです。 大昔の狩猟生活時代、男は外へ猟りに出て食料を得てくるのが最大の仕事です。 食料がなければ生きていけませんから、その能力に、自分や周りの人間の生死がかかっています。 一方、女は洞窟などで家族を守りながら、食料が来るのを待ち、調理したり、子供の世話をしたりする。 そうした行動をできることが生きるための最低条件ですから、この生活に適した能力が、男女それぞれの脳の働きに組み込まれていったのだと思います。 その後、今から1万5000年ほど前に農耕生活が始まりましたが、多くの人が食べるのにそう困らなくなる、文明が急速な発達を遂げる、男女同権の理念が広がるなどの動きは、実はわずかこの100年内のできごとなのです。 続く・・・ なぜか大学からアクセスの多い別ブログ なんとNHKからもアクセスあり! ●別ブログ1/19の新着は「アナログ放送終了」 前回は「美徳はどこへいったのか?」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月31日 12時10分44秒
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