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カテゴリ:経済
ここのところ お天気が安定しませんね。 の日が多く、地域によってはもみられ、交通の乱れになっています。 世間も政治も不安定なのに、天候まで不安定だとよりどころがありません。
もっとも 最近の世相は頼れるものもなく、自分が頼り といった世知辛い世相ですが・・・ だから 「自分だけが、自分の家族だけが良ければ良い」というような人間が増えてくるんでしょうね。 ところで、アメリカの作家、ウィリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)の短編小説に『睡眠口座』という作品があります。 当時のアメリカでは15年以上使用されていない銀行口座を「睡眠口座」とし、新聞に「告知する習慣があったらしく、主人公が新聞を見て、その人物になりすまそうとするストーリーです。 これは全くのフィクションですが、実は日本にも「休眠口座」というのがあることを最近初めて知りました。 りそな銀行の「休眠口座」という制度。 また 各金融機関にも「睡眠預金」がかなりあり、預貯金などは「時効は10年」で、時効を過ぎたものは、管理する金融機関の収入になります。 ということで、本日のお題は 「睡眠預金」 尚、昨日のお題は 「ハイボール」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ さて、「休眠口座」ですが、りそなグループは、一昨年4月に口座の名寄せ作業コスト等軽減のためと、睡眠預金が不正利用されないことを目的として、新規預け入れの普通預金口座の利用が2年間ない場合、口座の管理手数料として年1,200円を徴収することにしました。 ちなみに、他行でも、長期にわたって利用のない口座が「休眠」状態になり、利用停止などになる場合はもちろんあり、口座を復活させたり、通帳の再発行を必要とする場合があります。 だが、りそな銀行の「休眠口座」の場合、「2年間取引がない口座」が該当してしまい、「管理手数料」がかかってきます。 ってことは、もしかして、知らない間に自分の口座も「休眠口座」になっちゃってたりして? 「『休眠口座』は、2年間お取引がなかった口座が該当するものですが、平成16年4月1日以降に新規開設された口座が対象となっております。 そのため、それ以前に開設された口座は、対象外なんです」 と、りそなコミュニケーションダイヤル担当者。 さらに、該当する条件には、「残高1万円未満」、「同一支店で他に定期預金や投資信託などがないこと」、「借り入れがないこと」などが加わるという。 つまり、平成16年3月31日までに開設された口座や、残高が1万円以上ある場合には、「休眠口座」にはならないということである。 とはいえ、やっぱり知らない間に「休眠口座」になってしまうこともあるのでは? 「休眠口座になる3カ月前には、連絡がいくことになっておりますので、『知らないうちに』ということはありません」 同 担当者。 さらに、連絡があった後も一定期間取引がない場合には、「口座管理費」として年間1200円の手数料がかかり、その手数料も口座の残高不足で引き落とせなくなった場合には、口座が自動的に解約されるという流れになっているそうだ。 ところで、このような制度は、大手銀行では他にあまり聞かないが、なぜ導入されたのか。 「実際に利用していない口座が多いことがまずあります。 そういった口座を改めてご利用いただきたいという促進が1つ。 また、近年は口座の不正利用の防止という意味もあります」とのこと。 確かに、近年は金融業で「口座の名義貸し」などが行われたり、犯罪に利用されることもある。 そういった意味では、現代ならではのものとも言えるけど、なんか納得がいかないような・・・ また 前述のように「睡眠預金」というのもあり、長期間預け入れも引き出しもされない預貯金のことで、休眠口座、権利消滅預金などとも呼ばれています。 では 実際にはどれくらいあるものなのでしょう? 残念ながら睡眠預金の統計数値は発表されていません。 また各銀行に問い合わせをしてみても「公表しない、できない」という。 銀行が睡眠預金について多くを公表しない理由はいくつか考えられると思います。 あくまで推測でしかありませんが、公開することで「振り込め詐欺」のような不正利用が増えるかもしれないという懸念が大きな理由でしょう。 が、最大の理由は睡眠預金が銀行の収入源の一つと批判されることが考えられます。 睡眠預金は通常10年間利用がないと時効扱いとなり、銀行の収入として計上されています。 もちろんその後でも、預金者が気づいて相当の手続きをすれば支払いはしてくれると言います。 しかし 睡眠預金口座のほとんどは残高が1,000円もなく、預金者にとっては手続きが面倒であり、銀行としても収入源というよりは銀行の説明するように、データ維持等のコストのほうが大きいのかもしれません。 現在、金融機関の口座数は郵便貯金を含め16億4千万件あるそうです。 そして 上記のように、りそなグループは、一昨年 「休眠口座」制度を導入しました。 そして、今まで10年だった時効までの期間を5年にしました。 このことは、昨年9月の中間決算に大きく表れ、時効までの期間を5年にしたことで、過去5年分の睡眠預金247億円をその他計上収益として計上したのです。 日本郵便貯金会社の郵便貯金も、睡眠貯金を抱えています。 こちらは、未使用期間が10年を経過すると顧客本人に通知され、さらに10年後に再通知をし、それでも口座に動きがない場合、その2ヵ月後に貯金の権利は消滅し郵便貯金会社の収入になるそうです。 「使ってない口座」は眠ったままでなく、多少動かすか、きちんと解約したほうがいいみたいです。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ2/25の新着は「謎の企業 B-CAS社」 前回は 「クレーマー保護者」 前々回は「アナログ放送終了」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月04日 22時52分24秒
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