いろいろ【まっち】んぐ

　

なんだ、いきなり！　

ご存知、大阪城ですが・・・

実は、地方より来阪された知人のために、大阪案内をしてきたのです。　今日はお天気もいいし、暖かいので、大阪城公園から天守閣まで、お散歩してきました。

　　天守閣前庭園　　が7分咲きくらいでした
　

　　梅林では梅は満開　　梅見しているグループもいました
　

ということで、本日のお題は　「大阪城」

尚、昨日のお題は　「スロトレ」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ


大阪城はみなさまご存知、豊臣秀吉が築いたものです。　戦国末期から安土桃山時代初期には石山本願寺がありましたが、1580年(天正8年)に焼失。　その後、1583年(天正11年)、豊臣秀吉によって築かれました。

完成には1年半を要した本丸は石山本願寺跡の台地端を造成し、石垣を積んで築かれたもので、巧妙な防衛機能が施されたものです。　

築城者である秀吉自身は、京都に聚楽第、伏見城を次々に建造し、大坂城(当時は大坂と呼ばれており、現在は大阪と表記します)よりもむしろそちらに居城した　といわれます。

秀吉死後の1599年(慶長4年)、秀吉の遺児　秀頼が伏見城から再度改築完成した大坂城本丸へ移り住みました。

その後、豊臣秀吉死後の政権を巡って争われた徳川家康を中心とする派(東軍)と石田三成を中心とする派(西軍)の決戦、1600年10月21日(慶長5年9月15日)　関が原の戦いに徳川派が勝ち、家康が政権を完全に掌握して徳川氏の覇権を確立しました。

1603年(慶長18年)に徳川幕府が成立した後も、秀頼は大坂城に留まり摂津・河内・和泉を支配していましたが、1614年(慶長19年)の大坂冬の陣で家康によって構成された大軍に攻められ、篭城戦を行いました。

そして、その講和に際して惣構・三の丸・二の丸の破却が取り決められ、大坂城は内堀と本丸のみを残す裸城にされてしまいます。

その後、秀頼は堀の再建を試みたために、講和条件破棄とみなされ、冬の陣から4か月後の1615年(慶長20年)、大坂夏の陣で大坂城は落城し、豊臣氏は滅亡しました。

この夏の陣での真田信繁(幸村)の活躍は江戸時代でも歌舞伎などで演じられ、錦絵に描かれるなど、徳川政権下でも後世へ語り継がれました。

これについては、過去ログ「忠義」、「忠義 Part-2」をご参照ください。

現在でもこれは受け継がれ、大阪城と信州・上田城は友好条約を結んでいます。

明治以降、新政府は城内の敷地を陸軍用地に転用し、城内への民間人の立ち入りは禁じられました。

東側の国鉄城東線(現在のJR大阪環状線)までの広大な敷地には兵器工場(大阪砲兵工廠)が設けられ、このため後の太平洋戦争時米軍の爆撃目標となりました。

中学生までは大阪市東成区に住んでいましたので、ここにはよく友達と遊びに来ました。　大阪城公園もまだ一部しか整備されておらず、旧砲兵工廠跡も残っていました。

そこの整備には、戦争当時の1ton爆弾の不発弾がかなり見つかったそうです。　私たちは当時、その上を知らずに歩いていたのですね。

尚、現在の大阪城は、1928年(昭和3年)、当時の大阪市長　関一が天守の再建を提案し、集められた市民の募金150万円によって、陸軍第四師団庁舎移転と天守建設がすすめられたものです。

天守閣の再建工事は1930年(昭和5年)に始まり、翌年に完成しました。　姫路城、熊本城と共に日本三名城の一つに数えられています。

　　懐かしい　あやつり人形のパフォーマンス/大阪城内にて
　




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