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カテゴリ:コスメ
も散って、いよいよ春本番。 春とはいえ、最近は暑い日が続きます。 大分県玖珠町、広島県安芸太田町で30.3度を観測したそうです。
こう暑くなってくると、この前「アイスの賞味期限」で書いたように、アイスやソフトが欲しくなりますね。 また 冬の間 ほったらかしていた髪も気になります。 髪を短くカットしに、理容・美容院へ行かれる方も多いと思います。 ところでみなさん「床屋」という呼び方、ご存知ですか? 高齢者などはよくこの呼び方をしますね。 そう、理髪店のことです。 さて、一般的に床屋という呼び名を用いますが、これは江戸時代の理髪店を髪結い床と呼んだことに由来します。 現代では理容・美容院と言いますね。 ところで、美容とは容姿を美しくすることをいい、理容とは容姿を整えることをいいます。 おおまかには女性を対象としたものが美容、男性を対象としたものが理容とされます。 また 法的にも違いがあり、美容院では剃刀を使った顔そりは原則的にできません。 ところで、理髪店・床屋はいつから、また どこではじまったのか? どうやら日付けを間違ったようで、4/19の分を書いたつもりが4/20付けになってます。 ま どーでもいいけど・・・ ということで、本日のお題 「床屋」 尚、昨日のお題は 「お掃除ボラ・大阪城公園」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ 時は鎌倉中期。 亀山天皇に使えていた京都御所の北面の武士従五位ノ下北小路蔵人之頭 藤原基晴(ふじわらのもとはる)は、宝刀紛失事件の責任を取って職を辞し三男采女之亮政之を連れて宝刀探索のため、当時蒙古襲来で風雲急を告げていた長門国下関に下った。 基晴親子が行き着いたとされるのは1274年の元寇(げんこう)直前。 三男の采女之亮(うねめのすけ)が髪結いで生計を営んだのが床屋の始まり という。 本州西端の地、山口県下関市唐戸。 壇ノ浦の古戦場がほど近く、北前船の回航地としても栄えた港町。 港から亀山八幡宮へ少し行くと、大鳥居の脇に「床屋発祥之地」の碑がある。 1995年、全国の理美容業者の寄付で建立された。 中学の歴史教諭だった小野さんが、下関理容美容専修学校(現専門学校)の校長に転じた1984年、老いた理容師から由来を聞いたのがきっかけで、床屋の調査を思い立った。 史料を探しても見つからず、手詰まり状態だった91年、江戸前期の1658年に記された『髪結職分由緒書』に伝承と同様の記述を見つけた。 由緒書と内容が酷似した古文書を16巻確認し、古代に髪結い職が見あたらないことから、こんな説をまとめた。 采女之亮は朝鮮半島から来た人に教わった技術を生かし、唐戸辺りで髪結所を開いた。 客は往来の武士ら。 床の間に天皇と藤原家の先祖を奉ったため、「床の間のある店」とも呼ばれ、後世、床屋と転じた。 宝刀は戦勝祈願のため、誰かが持ち出したとみられるから、その探索には、前線基地の下関が最適と考えたのだろう、というのが、小野さんの推論。 藤原基晴は1278年(弘安元年)に没し、市内の専念寺に葬られました。 采女之亮は床屋を続けながら宝刀の探索を続け、そのうち豪商の協力により遂に宝刀を探し出し天皇に奉還しました。 その後、鎌倉に移り住み、幕府から京都風の髪を結う髪結職として重用され屋敷をも賜わり、代々その職を受け継いだという。 そもそも付き人らが担った髪結いが職業として形をなしていくのは戦国時代以降とみられる。 「戦場でのぼせない髪形」として武士に月代(さかやき)が広がり、付き人を持たない下級層が髪結いを利用したらしい。 注) 月代:男性が前額から頭の中央にかけて頭髪をそり落とした髪型をいう。 鎌倉・室町には大月代(おおさかやき)・半頭(はんあたま)・中剃り(なかぞり)などの種類があった。 女性は専ら自分で結うのがたしなみだったが、男性のまげや月代は庶民にも普及し、床屋通いが流行した。 髪結い職も増え、徳川4代将軍家綱の時代「江戸一町に一つ」と規制されている。 尚、男性の髪を手がける男の髪結いで「髪結い床」という自分の店を持つものは床屋とも呼ばれたが、女性の髪を手がける女髪結いは遊郭(遊女は上得意だった)や顧客の家を訪問していた。 男性の髪結いは、月代が広まった室町後期に一銭程度の料金で髪を結い月代を剃った「一銭剃」(いっせんぞり)が起源といわれる。 床屋が特に多かったのは独身男性が多い江戸だったが、江戸の男性はかなりおしゃれで、頻繁に床屋に通っていたらしく、床屋は番所や社交場としても利用された。 しかし、采女之亮はなぜ床屋を始めたのだろう。 史家の推論通り、客から宝刀の情報をつかもうとしたのか? 伝承の謎はまだ深く、想像は尽きない。 大学からアクセスの多い別ブログ やっと更新しました。 ●別ブログ4/13の新着は「アトランティス伝説」 前回は「謎の企業 B-CAS社」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月20日 21時32分51秒
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