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カテゴリ:グルメ
舟引の 足にからまる 蛍かな 一茶
季節はまだ春ですが、富山湾に春の訪れを告げるホタルイカ漁が最盛期を迎えています。 富山県滑川市の観光協会が主催する「ほたるいか海上観光」も4月から始まっています。 夜明け前の真っ暗な海の上で、幻想的に輝くホタルイカの青白い光が観光客を魅了しています。 ------------------------------------------------------------ 春の味覚ホタルイカ漁で富山湾がにぎわっている。 20日には、富山県滑川市の滑川漁港から8隻が早朝に出漁。 沖合約1.5キロに仕掛けた定置網をたぐり寄せると、海面が青い光で染まった。 産卵のため、富山湾沿岸に押し寄せるホタルイカ。 この日の水揚げは10.7トン。 4月上旬から好調で、滑川春網定置漁業組合の水井秀逸さんは「今年は豊漁になりそう」とほおを緩めた。 漁を間近で見られる観光船も人気で、5月6日までの運航期間中、土日祝日は予約でいっぱいという。(2009年4月20日 読売新聞) ------------------------------------------------------------ 網にかかった無数のホタルイカが、暗闇の中に青緑色のイルミネーションを浮かびあがらせる様子は「富山湾の神秘」そのもの と言われます。 ということで、本日のお題 「ホタルイカ」 尚、昨日のお題は 「JRの小鳥の鳴き声」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ 「ホタルイカを味わうには 取ったその場でアミ焼きするのが一番」 と、地元の魚師が言う。 暖を取るために船に乗せた炭火のドラム缶の上に焼き網をのせ、水揚げしたばかりのホタルイカを豪快に散らす。 身がぷっくりふくらんで、ワタが出る直前でつまみ上げて口に放り込む。 焼いた香ばしさに潮の香りと、新鮮なワタのうまみ。 生臭さはなく、上品ささえ感じさせるという。 定置網は、わらで編んだ長さ約500メートルの大きな網が海に沈めてある。 ホタルイカは、壁のように立ちはだかるその網を伝って水深約600メートルから浮上し、袋状になった別の網に誘い込まれる仕掛け。 2隻の漁船で挟んで、タモで一網打尽にする。 網をたぐってタモですくい上げると、青白く光る。 ホタルイカは体長5-6cmの小型のイカで体は褐色。 体表に数百の発光器を持ち、青緑色に発光する。 この発光は、ホタルイカが危険を感じた時に、外敵から身を守るためと考えられている。 海の生き物は輝く光に身をひくそうだ。 また 体表の海底側(腹側)には細かい発光器があり、これは海底側にいる敵が海面側にいるホタルイカを見ると、海面からの光に溶け込み姿が見えなくなる効果の役割を果たしている。 食べ方は、佃煮、酢味噌和え、沖漬け、素干し、足だけを刺身にした竜宮そうめんなどがあるが、その他 食べ方の研究は進んでいる。 古くより食されてきた食材だが、内臓には旋尾線虫という寄生虫が生息しているため、地元では決して生では食べなかったという。 また 腐敗が非常に早く進むため、近年までは地方への輸送は困難だった。 滑川市上小泉の旅館「海老源」では、30年以上ホタルイカ料理のフルコースを出している。 塩辛、オーブン焼き、昆布じめなど多彩な料理が並ぶ。 しかし、「やっぱり、一番人気は、昔ながらの釜あげ」と、調理師の広沢幸嗣さんが言う。 取れたばかりのホタルイカを、鍋に投げ込み、ワタに火が通る程度にゆであげる。 熱々をほおばると、新鮮な身とワタの甘みがじゅわっと口の中にあふれ出る。 漁獲量は年によって大きく変わります。 なぜ大きく変動するのかはわかってません。 また 何を食べているのか?など生態も謎のままです。 滑川市中川原には「ほたるいかミュージアム」があり、 ホタルイカ発光ショーなどが見ることが出来ます。 また ホタルイカといえば富山湾・滑川港が有名ですが、漁獲量は山陰・若狭沖の「底曳網漁業」のほうが多いようです。 兵庫県や若狭でホタルイカ漁が盛んになったのは、カニを獲れなくなった底曳網漁師たちがホタルイカを獲るようになったから と言われています。 謎の多いホタルイカ、しかし 郷愁をそそる食べ物である。 <オマケ> 「ホタルイカ音頭」←クリック 大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ4/13の新着は「アトランティス伝説」 前回は「謎の企業 B-CAS社」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月22日 21時16分31秒
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