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カテゴリ:コスメ
最近は通勤電車内で化粧する女性をよく見かける。 時間がないため、で出来ずに内でする人が多いのであろうが、なかには常態化してしまってる人もいる。
内での化粧はおおまかに、容認派(時間のなさ)、不快派とわかれるが、おおむね不快派のほうが多い。 また ボーラ文化研究所は、女性の8割以上が内での化粧について抵抗を感じているとの調査結果を発表した。 調査は首都圏在住の15~64歳の女性1500人が対象。 20歳代以下では6割が抵抗を感じているが、30歳代以上になると割合は増加傾向にあった。 特に50歳代以上では9割以上が抵抗を感じている。 内の化粧への認識には世代格差があるようだ。 こうした結果にネットでは「怪我もしないで上手にできるものだって見とれてしまう」、「あれは極端な話、ズボン下ろして服装整え直すのと同じくらいのレベル」、「先日もいたけど、実際みっとも悪かったですねぇ」など様々な意見があがっている。 ということで、本日のお題は 「電車内での化粧」 尚、昨日のお題は 「母の日 Prat2」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ 通勤での化粧は最近は見慣れた光景になった。 不快とまではいかなくても、居心地の悪さを感じる男性は少なくあるまい。 身体を美しく整える目的は同じなのに、例えば ハンドクリームを手早く塗り込む女性の姿は、むしろ好印象となる。 その違いは何か?と思案していたら、ある道具の有無に気づいた。 手鏡である。 川端康成の著に『水月』という短編がある。 結核に伏す夫に「京子」は嫁入り道具の手鏡を渡す。 夫は亡くなるまで枕元から放さず、映るものを眺めて日々を過ごす。 庭の菜園。 そこで働く妻の姿。 遠い雪山に昇る朝日 そして月 再婚した京子は、鏡の中にあり続けるもう一つの次元、神の世界の遠望に気づく。 内の手鏡もまた、異空間につながる回廊に違いない。 のぞき込む女性自身は、もうそこには存在しない。 どこか別の奇麗な場所に逃げ出している。 女性たちの露出過多と同様に、もはや車内の日常風景と化した感があるのが、電車内の化粧 その起こりは明確ではないが、一説によると1995年前後から新聞のコラムや社説欄などで批判的に取り上げられるようになった というから、おそらくバブル崩壊後に始まったのだろう。 ちなみに 2000年9月には『車内で平然と化粧する脳』(澤口俊之・南伸坊/扶桑社)というが出版されている。 つまり 今からおおむね10年前には、すでに「まったく何を考えてんだろうねえ、あの女たちは」という共通認識が社会全体にあったということだろう。 もちろん、良識ある多くの女性も、同性のこうした行為を苦々しく思っているはずだ。 過去ならば考えられなかった化粧、食事について、これらの現象は、人間の時間スピードに比して生活が忙しすぎるために、過去の常識に囚われない、もしくは知らない若年層が、社会適応している結果ではないだろうか。 「いつも同じ時間に、同じ車両の同じドアから乗り込むんですが、必ずドアの横の席に25歳前後のOLが座っているんですよ。 で、毎回そこで一生懸命化粧している」(東急田園都市線で大手町まで通勤する会社員) いつも同じの同じ座席に座れるほど規則正しい生活を送れるのに、どうして出勤前に化粧を済ませておけないのか、それがわからない。 彼女なりの時間の節約、有効活用なのかもしれないが、そのためなら周囲の目線なんか関係ないというのは独善ではないか? しかし、多くの男性はこのような女性を注意できない。 「たまたま鏡越しにが合ったりすると、『キッ』と睨みつけてくるんですよ。 まるで彼女の部屋を覗き見したかのような感じで・・・そこがの中だということを完全に忘れているんじゃないでしょうか。 注意して、仕返しに痴漢扱いされるのも怖いので、黙って目を逸らしますけどね。 なんで男はの中でこんなに立場が弱いんだろう、と落ち込んでしまいますよ」(同 会社員) しかし 上には上がいる。 「ヘアスプレーを使う女もいるし、まつ毛をカールするビューラーをライターで温めて使っている女性も見たことがありますよ」(京王井の頭線で通勤する会社員) ところが、彼が自宅に帰って奥さんにその話をすると、「女性専用車両はもっと凄いわよ」と笑われたそうだ。 「男がいないので、ますます周囲のを気にしないそうです。 スッピンに大きなサングラスをかけた姿で席に座るなり、ヒザの上でポーチを開けて化粧道具を広げる。 ビューラーを使い、マスカラをつけ、アイラインも引く。 揺れるの中で、乗ってから降りるまでのたった15分間で、化粧を仕上げるそうですよ」(同 会社員) 20年程前までは、内で読むマンガはさんざん批判されました。 恥ずかしくないのか! いい大人が! 欧米では考えられない! などなど。 これからは内での化粧も市民権を得てゆくのかもしれません。 猥雑な仕事社会に置いてきぼりを食ったオジサンは本当は寂しいのではないか? 内の化粧は是か非か。 すれ違うマナー論議を乗せ、今日も通勤はひた走る。 尚、ずっと書いてますが、来楽暮さんが昨年に続いて、ながの東急で5月7日から13日まで展示販売会をします。 お近くの方はぜひ、お越しを・・・ 大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ5/6の新着は「カーシェアリング」 前回は「アトランティス伝説」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月12日 09時35分39秒
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