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カテゴリ:医療
今 世界中を騒がせている新型インフルエンザ 「豚インフル」 つい先日 大阪府の府立高校の生徒と教諭が感染し、隔離されたことは記憶に新しい。 実はこの高校 すぐ近くなんです。
WHO(世界保健機関)の警告で、豚インフルエンザの世界的猛威は現代人には未知の領域に入った。 世界中にワクチンの製造も要請され、各国とも増産に懸命だ。 今のところ毒性は弱いらしいが、怖いのは突然変異による毒性がより強くなる場合。 感冒猛烈 最近2週間で1300人が死亡! 1日に300人死ぬ! こんな大見出しが過去の新聞に並んだことがある。 1919(大正8)年2月3日と5日付の朝日新聞。 その前年から、世界各地で「スペイン風邪」が猛威をふるった。 世界人口の3割近くが感染し、推計で4千万人が死亡。 日本でも2300万人が感染し、39万人が死亡したとされる。 このスペイン風邪こそ、人類が近代で初めて体験した世界的大流行だった。 しかも、そのウイルスの構造は「H1N1」 今回の豚インフルエンザと同じ型のもの。 今の豚インフルエンザも毒性は弱いと、決して侮ってはいけない。 ということで、本日のお題は 「豚インフル」 尚、昨日のお題は 「冷え性・肩こりの真相」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ 正式学名「influenza A(H1N1)」と言い、オルソミクソウイルス科A型インフルエンザウイルスの感染によるの感染症。 豚はヒト、トリのA型インフルエンザウイルスに容易に感染する。 また この度 見つかった新型ウイルスの最大の特徴は「感染力」の強さ。 アメリカで見つかったウイルスの遺伝子構造がメキシコのものと同じであることなどが、それを裏付ける。 人から人への感染力がほとんどない鳥インフルエンザ(H5N1)との最大の違いも、ここにある。 過去にスペイン風邪のあと、世界的大流行は2回、記録されている。 1957年のアジア風邪(死亡者推定200万人)と、68年の香港風邪(同100万人)。 ウイルスの構造はそれぞれ「H2N2」と「H3N2」で今回と違うが、10年もしくは40年周期で起きている。 となると今年あたりにあってもおかしくはない。 空港などではサーモグラフィーで熱のある人がいないかチェックしているが、この装置で発見が難しいことは数年前の「SARS(重症急性呼吸器症候群)」騒動のときに実証済みだ。 SARS:2003年初頭から、香港などを中心に流行している病気。 「謎の肺炎」としても通っている。 とはいえ、新型ウイルスの感染力がどんなに強くても、致死率が高くなければ大きな被害は出ない。 普通のインフルエンザの流行とあまり変わらないからだ。 ところが、この致死率がまだよくわからない。 メキシコで2500人以上が感染して200人近くが死亡したとすると、致死率は数%程度。 一般のインフルエンザの致死率 0.1%前後に比べ、はるかに高いが、現在はメキシコ以外では死者はほとんど出ていない。 ただ 重症者の多くが肺炎を併発して死亡していることも重要な要素。 新型ウイルスによって引き起こされた肺炎なのか、もともと肺炎の疾患があって、ウイルス感染が後押ししたのかで事情が変わるからだ。 また 若者に死亡例が多いというのも、免疫が過剰反応を起こす現象のため との説もある。 感染者が多いだけに、たとえ致死率が0.1%高まっただけでも死者は大量に増える。 スペイン風邪が猛威をふるった当時の新聞には「発病後すぐ肺炎を併発」し、「医者も看護婦も総倒れ」で「入院は皆お断り」とある。 の休校も続出した。 90年前のスペイン風邪は、小康状態になっても何度もぶりかえした。 豚インフルエンザには、「タミフル」や「リレンザ」が有効といわれている。 これは90年前と違う点。 悪夢を再現させないため、少しずつ正体をつかみつつある新型ウイルスに、冷静に向き合うことが大切だという。 しかし 患者が最初に駆け込む可能性が高い町医者にまで、対応方法が周知徹底されているのだろうか?という懸念もある。 厚労省は『ホームページを見ろ』と言っているが、CMをするぐらい積極的に広報しなければいけないのではないだろうか。 対応関係者は「発熱などの症状が出たら、へ行く前に保健所などへをしてほしい。 日本人はすぐに病院に行きたがるが、他の患者に感染させる可能性があります」という。 医療専門家は「夏になって一度終息しても、ウイルスが活性化しやすい秋以降に再び広がるおそれがある。 本当に危ないのは、これからだ」と警告している。 尚、今回の「豚インフルエンザ」は「H1N1」であり、A型ウイルスは、HとNの2種類のたんぱく質の組み合わせで亜型に分類されます。 Hの1~16と、Nの1~9の組み合わせで、144の亜型があります。 ただ 数字の組み合わせによって、毒性の強い弱いが変化することはありません。 予防法については、とにかく「手洗い」と「うがい」 これは一般のインフルエンザと同じです。 マスク、消毒用アルコールなどは準備しておいたほうがいいでしょう。 尚、豚肉への心配はありません。 インフルエンザは呼吸器系の病気です。 だから 豚インフルエンザにかかっているを食べても、人間の胃には豚インフルエンザを受け取るレセプターはないので、感染しません。 大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ5/6の新着は「カーシェアリング」 前回は「アトランティス伝説」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月14日 22時09分20秒
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