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カテゴリ:歴史
漢検親子、別の親族企業にも業務を架空発注で、また再逮捕されましたね。 どこまで食い物にしたのか? まったく公私混同もここまでくると怒りを通り越してあきれます。
まあ どこかの天下りめぐりよりはマシかもしれませんが・・・ 善光寺ご開帳も終わりましたが、過去最多の673万人が訪れたそうです。 最も参拝者が多かったのは連休中の5月4日で30万人。 私も「牛にひかれて」5/3に行ってきましたが、すごい人出でした。 「(不安な時代の中で)救いを求めて訪れた人も多かったのではないか」と 善光寺事務局の若麻績寺務総長は、こう推測する。 しかし 人出のわりには、支出予定の飲食費は平均1952円、土産代は同2415円。 ともに前回の調査結果の半額程度だったという。 やはりの紐は固かったようです。 「客数でカバーしたが、客が買っていく商品数も単価も少なかった」(仲見世通りの土産店) さて、この前 「レキジョ」で歴史好きな女性も多く増えていることを書きましたが、最近は仏像もブームになっているそうです。 仏像鑑賞といえばシニアの趣味、というのはひと昔前までの話。 ここ数年、20代、30代といった若年層を中心に、「仏像ファン」の裾野が急激に広がっているのだそう。 ということで、本日のお題は 「仏像ブーム/阿修羅」 尚、昨日のお題は 「国民的筆記用具」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ この4月から東京国立博物館で開催された「国宝阿修羅展」(3/31~6/7)では連日1万7000人が詰め掛け、入場者数は73万人を突破。 展示品は約70件で、目玉の阿修羅像は734年に造像されたもの。 同館は5/29日から平日(火・水・木)の閉館時間を2時間延長し午後8時にした。 この手の展示会としては異常な盛り上がりだ。 一番の見どころは、360度の阿修羅鑑賞。 興福寺では、ガラスケースの中にいる阿修羅像しか観ることができないのですが、今回は阿修羅の背中が見れる とファンの間で盛り上がっているという。 阿修羅像含め、現存する全14体が寺外で公開されるのは史上初だということも注目です。 また 黒木瞳さんによる音声ガイド、そしてミュージアムショップでの買い物までがイベントとしてパッケージとなっています。 そもそも「阿修羅」とは、古代ペルシャの聖典『アヴェスター』に出る最高神アフラ・マズダーに対応するといわれます。 それが古代インドの魔神アスラとなり、のちに仏教に取り入れられました。 一般的には、サンスクリットのアスラ(asura)は歴史言語学的に正確にアヴェスター語のアフラ(ahura)に対応し、おそらくインド~イラン時代にまでさかのぼる古い神格であると考えられています。 「阿修羅」は古代インドの神話に登場する戦いの神で、最高神の帝釈天と何度も戦いをしますが常に勝てず、戦う苦しみが業となって阿修羅道をさまよったと言われています。 この争いの耐えない状況を修羅道に例えて「修羅場」という。 しかし、お釈迦様の説法を聴いて仏教を信じるようになり、八部衆のひとりとしてお釈迦様に仕えて仏教を守る守護神になりました。 「以前は仏像ファンは年配者が中心でしたが、今は20代から60代まで均等に存在しています。 阿修羅展では阿修羅像のフィギュアが3日で完売するなど、人気のすごさを見せつけました。 仏像が世界に通用する芸術品だということに日本人が気づいたのでしょう」と、「日本の仏像」(講談社)編集部次長の秋元賢一氏。 こうしたブームは博物館や本にとどまらない。 あちこちの寺院を仏像目当ての見学客が訪れ、見学の順番待ちまで出ている。 江戸時代までの仏像1400件を擁する鎌倉市も同様。 「最近、見学の方から“○○寺の仏像を見たい。見学できますか?”という問い合わせを受けるようになりました。 お目当ての仏像をしっかり見ようという人が増えたのです。 鎌倉時代に作られた覚園寺の薬師如来坐像(国の重要文化財)などが人気です」(鎌倉市文化財課) 数年にわたる仏像ブームの仕掛けには、来年遷都1300年を迎える奈良が、誘致のためにPRしようという意図も見えます。 「かわいくない、気持ち悪い」と批判が相次ぎながらも、人気キャラクターとして定着したマスコットキャラクター・せんとくんほか、平城遷都祭250日前イベントや事業など、奈良文化を全国(主に東京)に広めようと進行しています。 にわかに盛り上がりをみせる背景には、これまでにない特別な要因が隠されているのか。 また、仏像ファンが「仏様」に求めるものとは何なのか。 「原因は不安感です」と、明大講師の関修氏(心理学)は言う。 「革命期のような人が未来に期待しているとき、人々は新しいものを求め過去の文化を破壊したがるもの。 現代はその逆で、人は不景気や年金問題などの『予期不安』におびえている。 そのため過去の芸術品に目を向け、“昔はよかった・・・”と思うことで安心感を得るのです。 最近の戦国武将ブームも同じ心理。 仏像も武将も、“厳しい世の中をたくましくかいくぐってきた”という現実が心の不安感を取り除いてくれます。 景気や雇用が回復したら、仏像ブームも沈静化するでしょう」と 同 関氏。 奈良の遷都1300年に向けて、仏像ブームはますます盛り上がっていくかもしれません。 しかし 本格的に歴史を学んでくれれば良いが、一時的なブームに終わってしまう可能性もなきにしもあらず。 なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ5/27の新着は「なりすまし 実証」 前回は「豚インフルエンザに漢方?」 こちらも見てね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月05日 00時02分25秒
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