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カテゴリ:歴史
今年は平城京遷都1300年。 先月 4月には平城京跡大極殿(だいごくでん)の復元も完成し、公開されて、今 奈良はおおいに沸いています。
さて、奈良といえば大仏が有名ですよね。 大仏のある東大寺は奈良を訪れたほとんどの人が行くところ。 この東大寺本堂とそっくりのお堂があるのをご存知でしょうか? それが「喜光寺(きこうじ)」 阪奈道路の道路脇にあり、大阪方面から奈良市街へ向かうの場合、阪奈宝来出口を過ぎてしばらく行くと、左側に喜光寺の本堂が見えてきます。 喜光寺は薬師寺唯一の別格本山で、大仏造立の勧進をした行基(ぎょうき)が養老5年(721)に建立した由緒あるお寺です。 中世には興福寺の末寺となり、直接には興福寺の塔頭の一つであった一乗院に属しました。 元々は菅原寺と呼ばれていましたが、聖武天皇が訪れた折、ご本尊から不思議な光明が放たれ、その奇瑞(きずい:ふしぎでめでたいしるし という意味)を喜んだ天皇が喜光寺と名を改めた と伝えられています。 尚、行基は東大寺建立に力を尽くした高僧です。 東大寺大仏造立の勧進(寄付集め)などの拠点にしたとされ、最期もこの寺で迎えました。 言い伝えによれば、行基が建立にあたってモデルとしたのが喜光寺の本堂なのです。 そのため「試みの堂」、「試みの大仏殿」という異名があります。 喜光寺本堂は大きさこそ違え、東大寺大仏殿と実によく似ています。 細部は異なりますが大雑把にいうと、東大寺大仏殿の1/10の大きさ。 大仏殿のミニチュア版といった感じです。 元の本堂は室町時代の明応8年(1499)に戦乱の兵火に焼かれて焼失しました。 現在の本堂は室町時代 天文13年(1544)に再建されたものです。 これからの季節、梅雨から夏にかけては境内の蓮がとても美しく、色とりどりの蓮が見られます。 その数、約100種、200鉢。 平城京遷都1300年。 色とりどりの蓮にいにしえのロマンに思いを馳せるのも一興。 ただ、午後になると花はしぼむため、午前中の鑑賞を・・・ 所在地:奈良市菅原町508 拝観時間:9:00~16:30(7月中の土、日は7:00~16:30) 拝観料:大人 300円、子供 200円、30名以上の団体は1割引き 最寄り駅:近鉄尼ヶ辻駅から徒歩約12分 近鉄大和西大寺駅から徒歩約20分 駐車場:20台 相変わらず大学からアクセスの多い別ブログ この前は自民党からも・・・(遊んでないでしっかり建て直しを考えろよ!) ●別ブログ 05/22の新着は「木曾義仲」 前回は「おにぎり」 別ブログ、コメント欄は開けてますが・・・即時表示されません。 尚、こちらではレスしておりませんが、あちらではレスしております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月23日 20時16分12秒
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