|
カテゴリ:IT
ずいぶん ご無沙汰しました。 季節は変わり、桜便りもあちこちから聞かれ、春本番。
入学、入社などで携帯電話の購入、買い替えをされた方も多いと思います。 このごろはスマートフォンにする人も多く、2011年度はPCの出荷台数を追い越したとか。 有職社会人はもちろんのこと、中高生、はたまた保安のために小学生が持っていることもあり、いまや携帯電話はなくてはならないものになりました。 しかし、有害性もありうる携帯電話。 昨年、メディアで大きく取り上げられた「入試問題がインターネットの質問サイトに投稿された事件」。 これについて、当初は複数犯だとか、愉快犯だとか、いろいろとりたざされた。 関係者などは、「まさか、試験中に携帯でインターネットの質問サイトに投稿されるとは思わなかった」という。 しかし、韓国ではすでにこの手の犯罪がおこなわれており、携帯の持込禁止や電波発見装置による監視などがおこなわれている。 結局は複数犯でも無く、愉快犯でも無く、個人的なものであった。 まさにケータイ世代のなせる技なのかもしれない。 高校生以上なら、ほとんどが持っているケータイ。 いや、小・中学生だって持っている。 いまや若者にとってはケータイは欠かせないもの。 電話番号はもちろんのこと、住所録や相手のプロフもケータイに保存してある。 むろん、写真も・・・ ゆえに、水没や紛失でケータイが使えなくなると大変! まことに便利なアイテムである。 しかし、あまりにもケータイに頼りすぎていることにちょっと不安を覚える。 携帯電話: 正確には、携帯電話端末といい、電話機(端末)を携帯できる移動しながら通信できるシステムの端末機器。 一般社会や日常生活では単に「携帯」と呼ばれることが多く、また 最近の若者は通称として「ケータイ」と呼ぶ。 移動体通信機器としては、自動車電話から始まり、ショルダーホン、小型化され現在の携帯電話へと進化してきた。 私は携帯電話との付き合いは古く、20数年前「関西セルラー」に加入して、携帯電話を入手しました。 当時は確か、加入金10数万円を払わされた記憶がある。 昔は本当に通話機能しかありませんでした。 メール機能が追加され、次にカメラ機能が付きました。 そして、WEB機能が付いたときから、携帯の普及率がグンとあがりました。 正確にはいえませんが、この頃から「携帯」から「ケータイ」へと変わったように思います。 そして、今はスマートホンやi-padなどが発売され、「ケータイ」から「PDA」(携帯端末)に変わろうとしています。 若者たちはこれらを巧みに使いこなし、生活の一部にしてしまい、ケータイは一人歩きを始めました。 この情報端末を通じての「コミュニケーションツール」として、若者たちは「ケータイ」と呼んでいるのでしょう。 「ケータイ」とは、友達とのコミュニケーションから始まり、メール、プロフ、リアル、オンラインゲーム、ケータイ小説など、自分の余暇を満たす環境と接続できるツールなのです。 ところで、皆さんは携帯のどんな機能を使っているでしょうか? 「携帯世代」は、通話、メール、電車の乗り換え検索、SNSの閲覧や日記の更新、ワンセグ、ゲーム・・・ETC。 まあこんなところでしょう。 しかし、同じ質問に対し、10代~20代の若者たちはまったく違う回答をするという。 プロフにブログ、ホームページの更新・閲覧、ケータイSNSでのコミュニケーション、ワンセグ、ゲーム、音楽、小説、漫画の閲覧・・・と限り無く出てくる。 これが「ケータイ世代」であろう。 ケータイの利用範囲が実に広い。 特にケータイネット用コンテンツの利用率が高い。 パソコンはあまり使わず、多くの行動がケータイ内で収まっている。 このあたりは、大人の携帯世代とはまったく異なる点といえる。 いまどきの若者たちはありえないくらい軽やかにケータイを通じて、インターネット世界に入ってきている。 そして今、ケータイネットには彼らを魅了するコンテンツが溢れている。 大まかに言ってしまえば、PCからインターネットに触れた世代と、ケータイからインターネットに触れた世代とでは、ケータイへの接し方も、それを通じて垣間見る世界の魅力も異なる、ということになるようだ。 「ケータイ世代」に、「あなたにとってケータイとは」と質問をすると、 「心の支え」、「絆」、「もうひとりの自分」、「命の次に大切なもの」など、大人からは理解できないような言葉が飛び出して来るそうです。 ケータイがなければ世も日もあけない。 まさに「魔法の箱」といったところでしょうか。 また、彼らの間には「30分ルール」というものが誕生しているそうだ。 30分以内にメールを返信しないと相手を嫌っていることになる というもの。 「メールはいつ読んでも、いつ返信してもいいもの」として捉えている、大人世代と若者世代のギャップが感じられる話である。 朝はケータイアラームで目覚め、移動中や外出先はもちろんのこと、テレビ番組の視聴中や就寝前の布団の中でも、ケータイを利用する人が多いというデータもある。 「ケータイがあれば直ぐに友達に相談できる」、「ケータイがなければ今度友達に会った時に相談することも、時間を問わず直ぐにメールで相談が出来てしまう」と彼らは言います。 一見便利に感じますが、「直ぐに友達に相談できる」ということは、自分で考える時間を持たないことに繋がります。 冒頭の「入試問題事件」もそうですね。 自分で考える、自問自答することは、「自分とは」を考えさせ、「自己」を確認、確立していくことに繋がります。 そのことは、ひいては「自分」と「周囲」を認めることに繋がり、子供のみならず大人社会にも常に存在するいじめ問題の原因の一つ、「相手を思いやる心の不足」を生じさせない人間へと成長していくことになるのです。 そして、一度仲たがいすれば、削除ボタンをクリックするだけで簡単に自分の世界から消えてしまう関係。 ネットは人間関係を希薄にするばかり。 ケータイの利用形態も変わりつつあり、「PDA」の出現によって、また大きく変わるかもしれない。 しかし、これらの機器に振り回されないようできるだろうか? 別ブログはこちら 更新しました ●別ブログ 04/04の新着は「陽炎(かげろう)」 前回は「ボランティア依存症」 別ブログ、コメント欄は開けてますが・・・即時表示されません。 尚、こちらではレスしておりませんが、あちらではレスしております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月07日 11時39分49秒
|
|