テーマ:旅のあれこれ(10280)
カテゴリ:その他
分類学的にもあまり近縁ではないこの2つのフルーツですが、市場に出回る時期がほぼ重なる為、旅行者にはあまり区別されていないかも。両者の違いは、外側の皮を剥いた中身にもあります。ラムヤイの方は中身は一つの球形の乳白色果肉&中心部分に丸い種なのに対して、ロンコンの方は、画像の最前列に外皮を剥いた奴が写ってますが、中身はミカンの房のように幾つかに分かれています。 お味の方はラムヤイがあくまでもさっぱりした上品な甘さなのに対して、ロンコンの方はほのかに酸味もあるより深みのある味わいです。まぁ、どっちが美味しいかは個人差なのでなんとも言えませんが、少量を食べるのならロンコン、大量に摂取するならサッパリ系のラムヤイといった所でしょうか。いずれにせよ、タイに限らず東南アジアに旅行した際に目にする機会があったら一度はご賞味いただきたい、大変美味しいフルーツである事に間違いはありません。 なお、ロンコンにはその原種とでも言うべきランサットと言う品種もありますが、こちらの方がより酸味が強くワイルドな味わいです。ただ、最近ではバンコクの市場辺りではほとんどが改良品種のロンコンなんじゃないでしょうか。 そうそう、このロンコンはとても美味しいお勧めのフルーツではありますが、少々難点もあります。それは外皮を剥く際に、その事自体は実に容易に行えるのですが、乳液のような汁が染み出てきて、これが後々ベトベトします。・・・って言うか、ベトベトじゃなくて松脂の様なと言うか木工用ボンドみたいと言うか、結構しつこく指先に絡み付いてきます。特に女性の方は、爪の間などにこのベトベトが進入しすると、石鹸で洗ってもなかなかすっきり落ちずに後々まで汚らしい事になりかねませんから、十分ご注意ください。果肉自体にはその様な事はありませんので、ロンコンをお食べになる際は同伴の夫君や恋人に剥いてもらうとよろしいかと思われます。えっ?そんな相手いないって???それじゃあ、現地調達するしかないですね(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/08/04 10:44:35 PM
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