テーマ:旅のあれこれ(10279)
カテゴリ:その他
我々旅行客が一番遭遇する可能性があるのが、ソム・カンナムという表面が緑色のやや小ぶりの品種。もっとも、生食するよりはジュースにする場合が多く、バンコクの道端でプラスチック容器に入って売られているオレンジジュースを勇気を奮って購入してみた方はその味をご存知でしょう。日本の温州みかんよりややオレンジに近いその味は中々のもの。まぁ、衛生面で若干の不安は残る物の、是非一度お試しあれ!ちなみにタイ語でオレンジジュースは「ナム(=水)・ソム」と言います。また、オレンジスムージーは「ナム・ソム・パン」です。 このカンナム種に非常に良く似ていますが、やや大振りなのがソム・キアオ・ワーンと言うミカン。キアオは「緑色」、ワーンは「甘い」と言う意味ですから、その名の通り外皮は緑色で、中身は濃厚な甘さのミカンです。ジュース屋台によっては、このミカンを絞ってオレンジジュースにしている所もあり、もちろんこちらの方がよりデリシャスです。 タイ語のネーミングと言うのは結構単純な物が多く、外見や味などその特徴がダイレクトにネーミングに現れている物がほとんどです。ミカンで言っても我が国のように「せとか」とか「清美」とか、名前聞いても一体どんなミカンなのか想像できないとい物はあまりありません。例えば、ソム・サーイ・ナーム・プンと言うミカンがあります。これをタイ語で直訳するとソム(=ミカン)・サーイ(=~入り)・ナム(=水)・プン(=ハチ)であり、これは「ハチミツ入りのミカン」つまり物凄く甘いミカンなんだろうなぁ~って想像できちゃいます。 そんな数あるタイのミカン類の中でさかなおやじイチオシが今日の画像のソム・チンという品種です。大きさはピンポン玉程度のとても小さなミカンですが、ミカンと言うよりは完全にオレンジ系の濃厚な味の持ち主で外皮も非常に剥きやすい、一度食べれば誰もが病みつきになっちゃうこと請け合いの逸品です。残念ながら一年中出回る品種ではないようで、年末年始のごく短期間のみ市場で見かける事が出来ます。この時期にバンコク入りすると、毎回3~4キロ購入し狂ったように貪り食うのが楽しみになっているさかなおやじなのでした。ただ、ネーミング自体は今一歩よく判りません。普通に考えればチン(=中国)ですから、以前中国からタイに入ってきた品種だったのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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