テーマ:ベタが大好き!(585)
カテゴリ:ここから始まるベタのお話
さて、そんな父ちゃんのいじましい努力からスタートしたベタの改良ですが、正直外見の美しさとかは二の次です。現在でもこの闘魚用のベタ存在しますが、可愛くないの何のって(笑)。見た目なんて泥のついたゴボウだしヒレは当然極短小、唇に至っては相手に噛み付きやすいように思い切りタラコ唇!!正直、外見上は原種に比べ改良ではなく間違いなく改悪です。まぁ、外見は確かにものすごく強そうですけど。 それでも、中には外見にこだわる洒落者もいたんでしょう。また、タイやカンボジアでは今は判りませんが、かつては王室もベタを保持していたと言われています。もちろん、王室なんですから賭けベタなんてやらないでしょうから、王室付きのベタ飼育係は少しでも美しい外見のベタを作り出そうと日夜努力したでしょう。これもまた真偽のほどは定かではありませんが、世界で初めて金色のベタ(たぶんイエローだと思う)を作り出したのは、当時のタイ王室だとの噂もあるようです。 時が移り、ベタなどの熱帯魚が欧米諸国に対する重要な輸出品になり始めた東南アジア諸国では、当然の事ながら如何にして美しい外見のベタを作り出すかに改良のシフトが移り、様々なカラーバリエーションやヒレの長いタイプ、クラウンテールなどがそこから派生してきたと言われています。 また、見た目がゴージャスなロングフィンタイプは特にアメリカで愛好され、アメリカでショーベタと呼ばれる、現在改良ベタの主流である長いヒレが大きく扇状に開くタイプまで作出されるようになり今に至っていると言うわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/01/05 03:22:59 PM
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