カテゴリ:ここから始まるベタのお話
形状による区分 プラカット 理想の体型 仕事柄(本業じゃないですが)、プラカットを常時大量に扱っている為でしょう、よく他の人から「理想的なプラカットってどんな個体の事を言うんでしょう?」と言う質問を頂戴します。前から「自分の好みで選べばいいんじゃないですか」って答えて来たのですが、ある方から「あまりにも不親切」と言うご指摘を頂戴しちゃいました。いつも書いている様に、趣味なんですからベタホビーに関してあまり型にはめたくないのが正直な所ですが、それでも一応の目安位は設定しておかないと駄目みたいです。 一応、プラカットの本場と言われるバンコクでは、今日の画像のような個体を理想型としているようです。つまり、プラカットらしい頑丈そうなボディと十分に開いた各ヒレを持つ個体って事です。たしかに、ショーベタ(ロングフィン)に比べると、プラカットではボディががっしりとしていて、背中が盛り上がる位の個体が好まれるようです。もっとも、いくら精悍さが好まれるからと言って闘魚用みたいにタラコ唇になっちゃうと駄目らしいです。 各ヒレに関しても、もちろんロングフィンタイプの様にはいきませんが、それでも思い切りヒレが開くのが良個体とされています。原種や闘魚用のプラカットのヒレは思い切りミニサイズなのですが、観賞用のプラカットでは画像の個体の様に短いながらも見事なヒレの開きを見せてくれます。バンコクのブリーダー達は、並レベルのプラカットと区別する意味で、今日の画像のような個体を「ハーフムーン・プラカット」と呼称しています。実際、良質の個体では尾ビレは180度かそれ以上に大きく開きます。また、いくらヒレが大きく開くのが理想と言っても、必要以上にヒレが伸長し、ロングフィンタイプとの中間的な個体はランクが下がるとされています。 もっとも、個人的には「細長いボディでも、タラコ唇でも、尻ビレばかりやたらと伸長していようとも、飼育する本人の好みならばそれはそれで良しっ!」って思いますけど。一応、逸品堂ではバンコクの先達達に敬意を表して、「ハーフムーン・プラカット」をプラカットの理想型という事にして、仕入れの際には可能な限り理想体型に近い個体を仕入れるよう心がけています。・・・でも、カラーリングが物凄い個体に限って、体型の方はスタンダードからかけ離れてたりするんですよね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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