テーマ:ベタが大好き!(585)
カテゴリ:ここから始まるベタのお話
今日紹介する「カンボジアンレッド」は厳密にはカラーリングではありません。初期のレッドは赤色素胞以外に他の色素胞が存在し、特に体表にイリデセンス(輝点)が出現してしまうのが難点でした。もちろん、鑑賞面から言えば個人の好みにすぎないのですが、ソリッド(単色系)と言う事で言えば、レッド以外の他の色の存在は大きなマイナスポイントでした。 ベタブリーダー達は、慎重な選別淘汰を繰り返し「レッドの体表のイリデセンス」をなくす事に力を注いできました。バンコクのブリーダー達はメス親に「カンボジアン」と呼ばれるボディがクリームホワイトでヒレがレッドの個体を用いる事で、このイリデセンスの消失を図ってきました。 その為、バンコクで見かけるソリッド・レッドの多くがボディのイリデセンスはもとより、レッド以外の他色の発色のほとんどないピュアで明るい「レッド」の発色を持つ様になったと言う訳です。 それだけなら、「めでたしめでたし」と言う訳なんですが、残念ながら少々問題点も。赤色素胞だけが存在する為か、往々にして体の一部、特に頭部で赤色が載らない部分が白く色抜けしてしまう事が往々にしてあるのです。しつこいようですが、鑑賞面から言えば「そんなのは好みの問題」で片付けちゃえばいいんでしょうが、ソリッド・レッドと言う観点から物を言えば、頭部が一部白く色抜けしてるなんて事は、大問題な訳です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/11/23 01:52:29 PM
コメント(0) | コメントを書く
[ここから始まるベタのお話] カテゴリの最新記事
|
|