テーマ:ベタが大好き!(585)
カテゴリ:ここから始まるベタのお話
改良ベタにとってはブルーという色彩は、レッドと並んで古くから存在するポピュラーな色彩です。ただ、実はベタには青色色素など存在しません。つまり、他の色素胞の混在具合で青く見えているだけなのです。これはベタに限らず、魚類で青色素胞を持つ種類はほとんど存在しません。コバルトスズメだってネオンテトラだって、人間の目にはブルーに見えても、そこに青色素胞は存在しないと言う事です。 確か、マンダリンフィッシュには青色素胞の存在が報告されていた気がしますし、チョット前にはイワシから青色素胞が確認されたと言う研究結果をどこかで眼にした気もしますが、とにかく「青い魚は基本的に青くない」と言う事です。 ベタに関する古い文献で「ベタのブルー(B)の発色は、優性ホモ(BB)の場合はターコイズブルー、ヘテロ(Bb)の場合はロイヤルブルーそして劣性ホモ(bb)の場合はスチールブルーの表現形になる」と言う記述を眼にします。たしかに、外見的にはその通りな気がしますが、実際にはブルー(B)なんて言う遺伝子は存在しない訳で、黒色素胞と虹色素胞の混在で、見た目がブルーに見えているだけの事です。 それだけに、それ以外の色素胞が同時に存在すると、ブルーの発色も微妙に変化していってしまうと言う事になります。実際にブルー系といわれる色調には、上記以外にもグリーン、マットブルーなど様々なバリエーションが存在しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/11/25 11:12:56 AM
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