テーマ:ベタが大好き!(585)
カテゴリ:ここから始まるベタのお話
数あるベタの色彩の中で、ソリッド系(単色)としてはダントツに人気が高いのがホワイトだと思います。まぁ、我々日本人にとって、「白」と言う色は純潔だったり善だったり、とにかくイメージの良い色だから当然と言えばそれまでなのですが、なぜかその人気はソリッド系に限定されるようで、ホワイトメインのパターン系やマルチ系の人気は今一つです。やはり「白=混じりけのない純潔」と言う事なんでしょうか。 もともとベタは白色素胞を持っていますので、ベタの体色が「白」になる事に何の不思議もないのですが、白色素方以外の色素胞が存在する事によって、その色調が微妙に異なります。現時点では、代表的なホワイト系としてはオペック・パステル・シルキーがあげられるでしょうか。そうそう、カンボジアンと呼ばれる系統のボディに見られるベージュホワイトもありますが、こちらはどちらかと言うと「失敗作」的な存在で、ショークオリティのベタとして扱われる事はほとんどありません。 さて、今日はホワイト系の中でも一番人気の「オペック・ホワイト」を紹介しましょう。「オペック=Opaque」で英語で「不透明な、はっきりしない、愚鈍な」と本来の意味から言うと、あまり好意的でない命名ですが、ここでは素直に「ピュアホワイト」と解釈しましょう。もっとも、正確な英語読みだと「オペイク」だと思うんですが。まぁいいか。「オペック・ホワイト」と言う品種は、正しい意味での「白」つまり絵の具の「白色」をイメージすれば間違いないと思います。 かつて我が国では「スーパーホワイト」なる名称で呼ばれていた事もありましたが、最近では「オペック」に統一されつつあるようです。 とにかく冒頭で述べたように、我が国でのソリッド系オペックの人気は絶大です。おさかな逸品堂でも、仕入れた個体が売れないことはまずありません。ただ、「ホワイト」と言うカラーリングは、撮影で正確な色表現がとても難しく、実物は純白なのに画像では青みを帯びていたり、ややピンクになったりとめちゃくちゃです。まぁ、撮影者の腕が悪いと言われてしまえばそれまでですが、とにかくまともな色表現であった事がほとんどありません。今日の個体だって、実物はもっと「純白」でしたから。 それと、餌による色揚げの影響が出やすいカラーでもあり、タイのブリーダによっては餌に「色揚げ効果の高いブラインシュリンプ成体」を使う奴もいて、そんな所の「オペック」は妙に肌色がかっていたりします。もちろん、餌による一時的な「色揚げ?」ですから、あまり色揚げ効果の高くない普通の餌を与えていくうちに、どんどん普通の「ホワイト」に戻って行きますが、販売側としてみれば正直なところブリーダ達には「ブラインシュリンプ成体禁止令」を発令したい所です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/01/27 11:03:07 AM
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