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カテゴリ:シゴト
ある判決について、確定しているかどうかを調べるのはどうするか。
裁判などで主張に使うにあたっては、使う裁判例が確定したかどうかはとても重要です。
まあ、単に「裁判所がこう言っている」というときは確定かどうかはそれほど関係ないのですが・・・。

そんなことで、私は、弁護士事務所にいたときのリサーチでも今の仕事でも、リサーチの最後には調べ出した裁判例が確定しているものかどうかも確認したりします。

判例雑誌などで気になる(主張に使える)裁判例を見つけたとき、
雑誌によっては掲載部分に「確定」「控訴」「上告」などと書かれているので、その事件が確定したのか、確定したわけではなくまだ争われているか分かるわけですが、
特に速報とかだと雑誌には書かれていないことも多いんです。

新聞などのニュースで速報的に流れた判決とかだと、さらに難しく、判決日も分からないことがあります・・・。

で、とにかくいろいろ調べまくるんですけどね、
最後の手段は、

「裁判所に聞くこと」

です。(^^ゞ

意外と?裁判所って親切なんですよ。
裁判所のホームページとかで見て、該当裁判例を出した裁判所の代表電話に電話をし、「民事事件係」を呼び出し、
調べているということを言って、確定したかどうかを確認してもらいます。

その際、必ず必要なのが、「事件番号」。

地裁の一般事件なら、「平成17年(ワ)第1234号」とかそんな感じです。
裁判所は、「事件番号」で全ての事件を管理しているので、判決日だけ分かっていてもだめなのです。

でも、事件番号を言えば調べてくれ、上訴(控訴・上告)されていれば、さらに高裁等に電話をすれば裁判が係属中なのか終わったのかも分かります。
裁判所の事件係の方は、こんな、あまり関係ない電話の応対に忙しいはず・・・。
本来の仕事でお忙しいところすみません。(^^ゞ

ということで、判決を速報的に知ったとき、過去の事件で知りたいものがあるときなどは、
まず判決日を調べればなんとか内容に辿り着け、次にとにかく事件番号を調べればなんとかさらに詳しく辿り着けます。


とにかく事件番号。
でもこれを調べるのもなかなか難しいんだけどね・・・。





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最終更新日  2005年10月12日 14時41分22秒
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