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テーマ:法律についてのあれこれ(91)
カテゴリ:労働法
みなさんは、年休ちゃんと取ってるんでしょうか?
けっこう、風邪ひいて熱出たりなんかして病気とかでカイシャ休むときに年休使っちゃう、 毎年余るから繰り越し、そして毎年捨ててる、 って人が多いのではないでしょうか。 一昨年1年間に労働者が取得した年次有給休暇(年休)は1人平均8・4日で、取得率は過去最低の46・6%だったそうです。 「年休取得率が過去最低47% 平均8・4日、厚労省調べ」(共同通信 2005年11月28日) 取得率46.6%って何でしょうね。 世の中の働いている人の半分以上は、一日も有休を取得していないということでしょうか。 「厚労省は『景気回復とリストラが相まって仕事量が増え、休みづらい状況があるとみられる』としている。」(上記共同通信)とのことですが、景気は回復したんでしょうか。 不景気の方がよっぽど休みづらいと思いますが・・・。 この反面、公務員はとっても休暇が多く、総務省が自治体に是正を求めているそうです。 「免許更新でも有給休暇 総務省が是正求め通知」(共同通信 12月22日) 制度があることとちゃんと取れているかどうかとは別としても、免許の更新は多くの人が誰でもあるわけで、それを年休とは別の休暇として有休で取れるとは、地方公務員ってなんてすばらしいんでしょう! 制度的には、国家公務員だったら、年休のほかに病気休暇、特別休暇及び介護休暇があります(「一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律」第16条)。 そんでもって、介護休暇は減額だけど、病気休暇は一定期間まではふつうに出る。 特別休暇(選挙権の行使、結婚、出産、交通機関の事故その他の特別の事由)は・・・ 普通に有給扱いみたいですね。 やっぱ公務員いいやねぇ~ 上記共同通信によると、「国家公務員の場合は、年20日の有休と『結婚』『育児参加』など17種類の特別休があるが、総務省は『自治体には有給で休める種類が多すぎる』として同日、適正化を求める通知を全自治体に出した。」とのことですから~ 公務員有給で休めすぎ。 民間だったら、休暇の規定が就業規則にあったとしても、有給とは限らないのに・・・。 いや、うらやましがって足を引っ張ることはない。撤回。 サラリーマン休めなすぎ。(@@) 「年休取得、使用者に義務付け=消化率の低迷打開へ-厚労省方針」(時事通信 1月12日) 年休をいつ取るかについて、 このあたりに休みなさい、ととる日(時期)カイシャから指定、指示されるのもかえって計画的に取りにくかったり、仕事がやりにくいけど、全く休めないよりはいいでしょうかね。。。 (ご参考) 友人の公務員は・・・ 以前の記事→「サービス残業」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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