機関砲から眺める航空兵器の脅威 陸自「L-90」高射機関砲が臨んだ実戦待機とは
機関砲から眺める航空兵器の脅威 陸自「L-90」高射機関砲が臨んだ実戦待機とは- 記事詳細|乗りものニュース長らく使用された陸自の「L-90」高射機関砲には、2度の実戦待機経験があります。それらの史実を通し、戦闘機やヘリコプターの脅威を機関砲の側から眺めてみました。実戦待機も経験した陸自の高射機関砲 最近の電子機器の小型高性能化は凄まじいものがありますよね。身近なところで言うと携帯電話。一定の年齢以上の…【全文を読む】L-90の「実戦経験」は2度あった■1976(昭和51)年9月6日、午後1時38分、函館空港の上空にソ連(当時)のMiG-25戦闘機が突如飛来、強行着陸の末、乗ってきたベレンコ中尉はなんと亡命を要求陸自の対空レーダーが所属不明の3目標を発見、ソ連機の来襲か?実は「3目標は空自のC-1輸送機」であった■1995(平成7)年3月22日から始まったオウム真理教の強制捜査オウム真理教が旧ソ連製のミル17(Mi-17)ヘリコプターを所有していたから警察の強制捜査に対抗してこのミル17を急きょ発進させ、上空からAK-47自動小銃を撃ったり、場合によってはサリンをはじめとした化学剤を散布したりする可能性があった