テーマ:自分を生かすキャリア(73)
カテゴリ:起業家の資質
【今週のテーマ:高卒で外資系ホテルマンに登りつめた日本人男性の物語】 今日のお話は2016年10月15日のマダム・ホーの公式メルマガからです。 この目的は「大学に行かなくても企業のトップになれるから、進学不要」というわけではありません。 「学び続けるたゆまぬ努力」があれば鬼に金棒だというのがポイントです。 +++ 先週はハリケーンマシューのおかげで、スケジュールに余裕ができましたので、色々な人と会ってお話を聞きました。その中で感動したお話が、高卒で外資系ホテルマンに登りつめた男性のお話です。 +++ アメリカ育ちの日本人男性。 幼馴染の悪友のおかげでハチャメチャなことをして、大学へも進学しませんでした。 ところが、なぜか成人式を迎えたことから「社会人としての自覚」が目覚めたようで、まずは日系旅行会社に務めだしました。 彼の強みは日英バイリンガルであることと、社会勉強を積んだ賢さ。 そのため、旅行会社でもみるみるうちに業績を伸ばし、上司や先輩にかわいがられる存在になりました。 そのうち接客業の面白さに虜になり「ホテルマンになりたい」と上司に相談すると、「ちょうど知り合いのホテルがバイリンガルをさがしているから」と受けた就活も100人近い倍率を見事に突破。 彼の華麗なホテルマンとしてのキャリアがスタートします。どこのホテルへ行っても実績を上げ、遂に20代後半で東京のホテルへディレクターとして駐在。 +++ 話が脱線しますが、外資系企業の日本オフィスに務める場合、「現地採用の日本人」として働くより、「アメリカ本社から派遣された日本人駐在員」として働くほうが待遇が良いことは皆さんご存知ですね? +++ 東京駐在中に念願の日本人妻をみつけ、東京に億ションを買い、現在は東南アジア在住。国際的ホテルチェーンのアジア太平洋地区担当役員です。 +++ 最初に彼の経歴を聞いた時、「やはりコーネル大学ご出身ですか?」とたずねました。その理由はレストランチェーンのオーナーをしている友人のご子息や、有名ホテルチェーンの役員クラスはコーネル大学の大学院卒業者だからです。 しかし、この日本人男性は高卒で、父親や親戚にホテルマンがまったくいないのにもかかわらず、出世をしたということに興味がわきました。 +++ この彼の話を聞いて「人生は本人の心がけでなんとでもなる」と痛感しました。 私の推測ですが、多くのコーネル大学やスイスのホテル大学の卒業生をぬいた彼は、「たゆまぬ努力をし続けた」と思います。 どんな家庭環境でも、どんな過去や経歴を持っていても、「たゆまぬ努力をし続ける」人間が最後には勝つのです。 +++ 【今週のポイント】 今のグローバルな時代は、まず英語ができることは必須条件です。 そして、何と言っても「社会勉強を積んだ賢さ」と「たゆまぬ努力をし続ける」事ができる人は、想像を超える富と幸せを手にすると思います。 +++ (C)Copyright by Madam Ho. Al Rights Reserved. 無断で複写、転載は禁じられています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 21, 2016 04:05:17 PM
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