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カテゴリ:やってよかった/やらなきゃよかった
【9月16日・金曜日】 昨日オーガニック農園「ホタル・バフチェシ」の千香子さんから、今年初めて日本かぼちゃの収穫があったので、味見をして下さい、と電話を貰ったので、話をしているうちにどこか近場で海か木立のある涼しい場所でお昼にかけて会い、ピクニックをしませんか、と言うことになった。 タキシム広場を頂上とする、円錐形の小高い丘の中腹で、東側にマルマラ海やボスポラス海峡を望めるのがジハンギル、チュクルジュマは南西の中腹にあるため、海は見えないし、住宅などが密集しているので木立の涼しい公園もない。 そこで私が以前住んでいたジハンギルの家からも、千香子さん夫妻が今住むジハンギルの家からも余り遠くない、絶景駐車場の下にある昔のジェノア人の城壁内の居住地の一角が、十年くらい前に整備されて公園になっているので、そこに行ってみようと決まった。 私はおにぎりの一つには梅干し、もう片方には最近頂いたばかりのズワイガニのほぐし身の缶詰から一つまみを入れて、海苔も豊富にあるのでがっちりと大きめなのを二つずつ拵えてアルミホイルにくるんだ。 そしておととい、メフテル軍楽隊の帰りにおかずを買ったとき、チキンの手羽先・手羽もとに香辛料で既に味付けにしてあるものを炒めから煮込み、おかずに持って行った。千香子さんもかぼちゃを煮たり、ネギヌタや、冷たい麦茶なども作って来てくれたので、公園の木陰になるベンチはもう他の人が陣取っていたので、イチジクの木陰で縁石の上に座ることにした。 千香子さんが来るときにバッカルで古新聞や段ボールの切ったもの2枚を貰って来てくれてあったので、座り心地はベンチのようにはいかずとも、服を汚さずに足を前に延ばして座ることが出来た。 千香子さんが至れり尽くせりにおしぼりも用意してくれていたので、右前方(南)にはサライ・ブルヌ(宮殿岬)のトプカプ宮殿や、アヤソフィア博物館なども見えるし、遠くにはアジア側の陸地、カドゥキョイ方面を眺めつつ、アルミホイルに包んだ弁当を広げたのだった。 目の前は、マルマラ海(右)、ボスポラス海峡(左)、すぐ下のモスクは、 トプハーネのカラキョイ側にあるヌスティニエ・ジャーミイ(勝利のモスク) 後ろの石垣は十年以上前の修復工事で築かれ、それ以前はジェノア時代の崖でした。 新聞紙の上に持ち寄った品を全部を広げました。 おにぎり、チキン、かぼちゃ、ネギヌタ、冷たい麦茶やおしぼり、お箸まで。 いよいよおにぎりをぱくつきます。一つ目は千香子さんが梅干。私が青海苔と ズワイガニのほぐし身を芯に入れて握ったおにぎりを持っています。喜色満面。 さすがに千香子さんの煮たかぼちゃがちょうどいい味付けで、実に美味しく頂いた。私が日本から連れて来たビクターは、当時トルコにはほとんどいないシベリアン・ハスキーだったので、街中の人気者だったことや、散歩の時は子供達が列を作って「僕にも綱を引かせて」と言いながら後をついてきたことなど話した。 千香子さん夫妻も数年前から一頭のゴールデン・レトリバーを飼っているが、子犬のうちは可愛くても、成長すれば人間より食費のかかる大型犬、飼い主に置き去りにされたらしく誰に聞いても飼い主のことは分からず、やがて夫妻から離れようとしない従順な彼にレオと言う名をつけて、自分達で面倒をみることになったのだそうだ。 2時過ぎになると公園にやや傍若無人な若い衆がやって来て発砲音のような騒がしい音を立て始めたので、新聞紙のシートを畳み、ゴミはまとめて捨て、上の駐車場のある通りに上がり、ジハンギルでチャイを飲んで3時少し前に別れた。 途中でやはり食料品の補給をするため八百屋やスーパーに寄って買い物をしたので、かなり幾つも袋をぶら下げてアパルトマンにたどり着いたら、留守にしている間に、昨日でバイラムの4日間が終わったので、ヨネッティジがメンテナンスの職人を呼んで直させてくれたらしく、エレベーターに電気が付いていた。 普通に稼働している時は、動いて当たり前のエレベーターがとてもありがたく思えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年09月26日 22時07分10秒
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