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カテゴリ:ヘテロソフィア・アート
「人間は犬に喰われるくらい自由だ」とは『メメント・モリ』の著者藤原新也の言葉だが、「きのこは鬼の子になるも、貴の子になるも自由だ」との発想からはじめたきのこの旅、僕の目の黒いうちに行きつけるところは「きのこシアター」構想を残すのみとなった。ようやく、私の胸中を語るに足るスタッフがちらほらムックきのこクラブにむっくりと頭をもたげはじめてきたので、余すところあと5年となったきのこ暦(8年を1クールとする)第3期中に、現時点での3~5倍の人財を確保して第4期のシアタ― 構想実現のために備えよう。 その第一歩が今年の立冬である。折から12番目の月が東の空にぽっかりと浮かび、西空には真っ赤な太陽が輝く素敵な午後、ゼロからの困難きわまりない出発ではあるが、本年はそうした意味では8×8=64歳の僕にふさわしい初心回帰の年となった。 僕のきのこ観はこのブログの読者はすでにおわかりのことと思うが、総合主義、きのこを通して汎(PAN)の広がりを目指すもの。したがって「きのこの劇場」プロジェクトは当然この世のありとあらゆる「キ」を兆すもの(= キ・ノ・コ)すべてに無関心で居られないばかりかキノコと聞くだけで心騒ぐ無名のアーティストたちを対象とする。本年末までに目下イメージしているものを企画書の形でつくりあげるので、キ・ノ・コで自己実現させたいと願い、社会化を目指す若者は、ぜひ手放しのご協力をお願いします。 写真はこの春とおととい、生駒で出会った黄色のハートを背負ったエサキモンキツノカメムシ Sastragala esakii Hasegawa君。きのこの文化普及のために尽力してきたぼくたちの第18回目のきのこ記念日の立冬にふさわしい無視できない「キ」を兆す虫としてみなさまにおすそわけ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月22日 23時24分14秒
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