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2011年11月12日
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カテゴリ:ギャラリーきのこ
 昨日、紹介した作家森田一哉氏の作品の文庫化を祝ってロックファン、森田一哉氏の友人、彼の作品ファンたちが集まってささやかな出版記念会を催しました。去る11月10日のことです。
 僕はなんといっても彼のこだわりのない生き方にぞっこんで、会うたびにその個性の素晴らしさに魅せられてしまいます。夜の顔俳句会にもときおり参加され、文章修業されています。
当夜は第二作目のパチプロの痛快なストーリィ『銀玉にマーガリン』を中心に前作『乳豚ロック』のことや彼の好きなロックCDも持参いただき、BGMで流しながらの話となりました。
 彼お勧めのCDは、コクト―・ツインズの『TREASURE』、ジャーマン・ロックの『VIVA』、アイスランドのロック・グループ、シガ―・ロス、それから彼が乳豚ロック執筆の動機となったテ―ムズ河畔の廃工場が描かれたピンクフロイドのジャケット。彼はロンドン滞在中にこの廃工場が、そのまま大都会の真ん中に残っていることにカルチャーショックに近いものを感じたといいます。当夜のCDの圧巻はお隣りに坐っている女性が2枚持っていて彼に乞われて当夜のプレゼントに持参したT.REXの「Life's GAS」がロックに疎い僕にはぴったりでした。そんな彼の作家人生を巡る話がいろいろ飛び交っていた中で、僕が小耳にはさんでメモできたのは彼の好きな作家が町田康だということ。そしておすすめの小説がパトリック・モディアノ著、平岡篤頼訳の『暗いブティック通り』白水社刊、ことのついでにご紹介しておきます。
 彼の小学館文庫所収の二作はともにとても面白く、彼のひととなりも充分に堪能できますので是非お買い求めの上、読んでいただきたいものです。

 写真中央左の男性が森田さん。





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最終更新日  2011年11月12日 21時58分52秒
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