夢みるきのこ

　とても気持ちの良い結婚パーティーに招かれて行ってきました。

　岡本章義さんとエルマコ―ワさんのご夫妻は、本当に仲の良いご夫婦で以前から親しくしてきましたが、ロシア式に婚姻届けだけで済ませてきたおふたりは、ご主人に思うところあってこの度改めて結婚式を挙げ、披露の宴を持つというのでGWの最終日の6日、招かれて岡本のオーガニック・レストラン「カーサ・ブランカ」でお二人を囲んで親しい人たちばかりの午後のひとときを愉しみました。

　ここのレストランは星座と月の巡りに合わせて野菜を育てる自家農場の食材を中心に自然のリズムをととのえる食生活を提唱しているらしく、料理もとってもさわやかでおいしいものでした。

　エルマコ―ワさんは日本人にも難しいわが国上代文学に造詣が深く、この日は、僕たちにとっても顔見知りの彼女の神戸外大時代のロシア語の先生たちや神戸大学のロシア芸術関係の先生たちも招かれていました。そして立命館大学ご出身の岡本さんは、梅原猛さんの弟子で、学生時代はハイディガ―のドイツ実存哲学に傾倒されたと聞いています。社会人になってからは船舶関係の会社に入り、とりわけインドネシアと深いパイプを築いてこられましたので、この日も立命館時代の先生や、在大阪インドネシア総領事イブヌ・ハディご夫妻も臨席されており、ロシア、インドネシア、日本という北半球の寒帯・温帯・熱帯、三国の文化交流会的な雰囲気もただよい、僕にとってはこれからの未来への良き暗示をいただいたように感じ、しみじみとうれしい午後となりました。

　エルマコ―ワさん、章義さんの和服姿も素敵で思わず記念写真を撮ってしまいましたので、ここにご披露いたします。

　僕たちは「今日ただ今」を大切にして生きる他なく、そんな思いから、章義さんがセッティングされたお二人の人生の新しい門出。末長くお幸せに、そして、この立夏過ぎの日を新たなスタートとしてそれぞれの力のかぎりの「いのちの継承」を果たしていってほしいと願っています。

本当にありがとうございました。

もう一度あらためておめでとうございます。