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カテゴリ:マダラーノフの独り言
7月1日(月)のこと。 杏萌社出身の我らが菊池享くんが同社の後援のもと彼の節目の年を越えて、新墨彩画展と銘打った門下生展を開催。その画展を訪問しがてら、黄昏の八軒屋浜界隈を歩いて夜の顔スペシャル吟行をやろうということになり、三々五々新旧のメンバー1ダース余りが集い、かって熊野詣での起点となった大川べりを散策、川岸のカフェ・バーで句会をもった。そのあと河畔公園のミニテラスで川面をすべる夜風に当たりながら安部さんの端歌風「北帰行」や澤山画伯のオカリナ演奏で盛り上がった。僕は前日の徹夜がたたり、朦朧としていたが、勢いに乗じて画伯と僕以外は参加者全員3次会、4次会へとはしごして最後には夜明けまで痛飲した人もいたと聞く。また、気が向いたらやりましょう。ね!!。 7月3日(水)のこと 大麻自由学校 スーパーきのこ時代の古くて新しいわが国固有のビジネス・アイテムとして、僕はHEMPに注目しているが、そんな折りもおり、自由学校でそのものズバリの講座が阪急十三(じゅうそう)近くの商店街で開催されるというので聴きに行ってきた。この日の講師はヘンプオイルで走らせるへンプ・カ―で全国横断中の中山康直さん。 わが国では古来より麻は三草四木(麻・藍・木綿の3草、桑・茶・こうぞ・漆)といわれ衣食住の基幹産業を形成してきた。が、戦後のGHQ占領時代に不幸にして幻覚性植物として栽培禁止となって壊滅した。わが国の大麻は向精神性物質を含まないものであったにも関わらず・・・。 講師の中山康直さん 当夜の会場となった十三のカフェ 大麻の基本知識は以下の通り。 大麻 中央アジア原産、世界各地に分布するアサ科の1年草でラテン名をCannabis sativa 和名 大麻草(たいまそう、おおあさ)。 茎の形態の違いからC.sativa indica C.sativa ruderalis に大別される。 世界で20数種もある麻の1種である。一口に産業用麻と言っても、以下に述べるように様々あり、それぞれの科も異なり、類縁関係はないといっても過言ではない。 亜麻(アマ科)フラックス、リネン<衣料用> 苧麻(イラクサ科)ラミ―、からむし<衣料用> 黄麻(シナノキ科)こうま、ジュ―ト麻<剛粗>モロヘイヤの近縁種 洋麻(アオイ科)ようま、ケナフ ←ハイビスカスの仲間 マニラ麻 (バショウ科) ←バナナの仲間 サイザル麻(ヒガンバナ科)<剛粗>ロープ材 目下のところ、この麻の産業利用の再生は、現行法の規制が厳しく、それを覆すためには、わが国の固有の文化として再創造しなければならず、この分野の先駆者として赤星栄志氏とともに中山氏には注目していたので駈けつけた次第である。大麻栽培には県単位の認可が必要で、これが産業化の最初にして最大のネックとなっている。ここのところを具体的にはどうクリアするのかが聞きたかったが、それは追々実際に栃木などの栽培農家などを当たって聞き合わせをしたいと思っている。当夜出た麻の実おにぎりはなるほどうまいものであった。 この植物は以下に示すようにすべての部位が活用可能で、しかも荒廃地の土地改良植物としても注目されている。 大麻草各部位 穂 医薬品、嗜好品。種 食用、食用油、化粧品、石鹸。葉 肥料、飼料。茎の皮 糸、ロープ、編み物、織物。茎の芯(オガラ)エタノール燃料、紙、建材、プラスチック。根 土壌改良。 衣食住に加えて植物由来のエネルギー資源としても有望、なんといっても成長が早く、極地、ツンドラ、砂漠以外ではどこででも容易に栽培でき、輪作・二毛作が可能、そして単位面積当たりの繊維算出量が木材の約4倍という、文字通り夢の植物である。きのこが夢の微生物であるのと同様、麻は資源なき列島の未来を指し示しているかにみえる。その実際のところを自身の目と耳と心で噛みわけてプランニングしたいと思っている。 ヘンプカ―・プロジェクトのヘンプオイルで走る車
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最終更新日
2013年07月12日 22時20分34秒
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