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カテゴリ:マダラーノフの独り言
この4月29日の昭和の日に第40回を迎える大戦殉難北方異民族慰霊大祭 父が残した事業を継承することになって早や13年の歳月が流れ、今年は戦後70年の節目の年に当たるとのこと。 悲惨な戦争の語部(そのほとんどが鬼籍に入ってしまった)の声には到底かなうものではないが、ささやかな碑ひとつ神戸の地に立ち尽くしている。 再び、愚かな一歩を踏み出そうとしているわが国の片隅から、膨大な無辜の市民の命を巻き添えにした戦争をふたたび繰り返さないという沈黙の抗議を発信し続けてきたこの小碑の意味を今年も問い続ける日がまもなく巡ってくる。 今こそ「消極的平和思考」を堅持すべきときにもかかわらず、美辞麗句のみが空回りする小手先の景気対策のドサクサに紛れて、これまで決して侵犯することのなかった憲法の領域に踏み込み、極東の小舟を暴風雨の海に漕ぎ出そうとしている愚かさ。 70年の間、非戦の誓いを固く保持し、守ってきた平和。たかだか国民の半数にも満たない信任を得たとして、つかの間の数字のマジックにすぎない景気回復を切り札に、一政党の手で揉み消されていいものだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年02月06日 18時44分28秒
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