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カテゴリ:マダラーノフの独り言
紅梅のあと白梅のみ空あり 森澄夫だったか今日この頃の季節を言い止めた作品があります。蝋梅がようやく終わりをつげ、白梅までの数日間は紅梅の季節です。 僕は梅の中ではこの蝋梅が気がかりです。香りが明晰な感じがするからかも。 なぜか「梅もそろそろかな」と思う極寒の頃にほっつき歩くと、いつも蝋梅に出会い狼狽するのですが、肝心の梅本番の季節になると身辺バタバタしてしまい観梅は時期を逸してしまうのです。この梅の季節に紅梅・白梅の梅の香に包まれることは少なくなりました。
そんなことを思っていたら、友人が八重の白梅の小鉢を贈ってくれました。この贈り主はその時すでに病と闘っていて、この梅の香ほどの香りをとどめて他界してしまいました。 さあ、気分を変えて、万年くらげの僕ですが、太陽と月の暦がニアミスをくりかえすこの1年、どんな漂流記を紡ぐか、今からたのしみです。
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最終更新日
2015年02月20日 21時13分15秒
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