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カテゴリ:きのこ目の日本史
先般、ほかのところで少し触れましたが、矢部宏治著の『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』は、戦後70年を経た現在、わが国を見舞っている深刻な事態に対して、誰もが無責任のまま、更に最悪のシナリオを選択しつつある事実について淡々と、しかしきちんと押さえるべきところを明確に抉り出した好著でした。 米軍基地問題に対する疑問から出発した著者は、我が国が戦後70年、自ら望んで占領国のまま推移してきたことにすべての原因があるとして、この本の結末に唯一無二の解決策も提示しております。 この本は、日本に少しでも関心のある人は、是非読んでおいてもらいたい書物です。僕も親父のこと、キノコのことから、この戦後70年の今年、ゼロからの再出発を遂げたいと考えています。非戦の誓いをどう具体化すべきかについては様々でしょうが、その出発点で押さえておくべき最低限の認識をこの本は充分に提供してくれます。 『日本はなぜ、「基地」と「原発」をとめられないのか』 著者 矢部宏治(「<戦後再発見>双書」の企画・編集責任者) 発行 集英社インターナショナル 発売 集英社 定価 1200円+税 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月16日 19時15分02秒
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