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カテゴリ:ぼくの新しい仲間たち
今朝、手すりに蟻が這っているので、いよいよアリさんの季節だなと思い、指を近づけるとお尻から糸を出してスパイダーマンさながらに手すりから飛び降りた。その恰好よさといったら「そんなのアリかよぅ!」と思わず声に出してしまった。 しかし、体長は5mmにも満たない、よく砂糖菓子に群がっている小アリに似てミニ・サイズなので、こんな場所でなければ、きっとアリと思い通り過ぎていたことだろう。 急ぎ家へ戻って調べて見るとそれはアリグモ。 ハエトリグモの仲間で♂は大あごなので、それとわかりそうだが、♀は顎が小さく、ほとんどアリと区別がつかないという。 このアリグモ。Myrmarachne japonica の学名がつけられているところを見ると日本特産のようだ。 しかし、おったまげた。ほんとにほんとにささやかなサプライズ。この新しい目からうろこの蜘蛛ちゃんとの出会いは素晴らしく、静かでやさしい春の雨といい、とてもしあわせな1日となった。 次いでにいうと、列島の同緯度の隣り合わせに棲んでいる画伯が、先週水曜日頃に初つばめを見たという。マダラさんところでも来ている筈だと。 しかし、待てど暮らせどツバメは来ない。ロシアのことわざに「ツバメ一尾で春は来ぬ(アドナー・ラースタチカ・ネ・ジェーラエット・ヴェスナー)」というのがあるので、「そんなことで喜ぶなよ」とやせ我慢していたが、さすがに1週間も過ぎると額にタラリと汗が。 今日ようやくその理由がわかった。毎朝、雨でも晴れでも、とても澄んだ声で四六時中囀っている鳥がいる。その正体は浜千鳥ならぬハマヒヨドリ。これが居座っているのでツバメが来ないのだ。 わが町の空は、目下このハマヒヨドリに制空権を握られているのだ。すると、日本の空は戦後70年米軍に制空権を握られているのをふと思い出して、「ツバメよ来い。春よ来い。沖縄には今年は特にね!!。」と思ってしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年04月01日 22時02分23秒
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