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カテゴリ:マダラーノフの独り言
葉は卵形で、互生。 葉の先は尖り、鋸歯はありません。艶やかな葉はヤブツバキよりも小ぶりで、やがて結実する実は球形で熟すると下部が裂け、種子が散布されます。 江戸時代から栽培されているユキツバキ系の品種。乙女椿はピンクと思っていましたが、紅い品種もあるみたいです。 しかし、僕の好きな乙女椿は本来のピンクに限ります。
よく見比べていただくと納得されると思いますが、繊細さというものが微妙に異なり、端正な身のこなしは紅花をはるかに凌駕しています。
学名はCamillia japonica。日本特産なのでしょう。 ツバキの仲間では遅咲きで僕は暖かくなれば、桜よりこのあでやかな椿の花を待ちつづけています。ヤマザクラはまだしも吹き出物のような花だけが枝に縋り付いたようなソメイヨシノにはうんざりします。
さて、この椿の花期が過ぎると沙羅の花(夏椿)が一日かぎりの花をつけます。寒の椿にはじまり、山茶花、梅の時期になると本椿、そして春爛漫の乙女椿。真夏の沙羅の花。そして侘び寂びの極致の茶の花と僕の椿暦は四季おりおり。 椿の便りには、いつも心が騒ぎます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年04月11日 22時25分59秒
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