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カテゴリ:マダラーノフの独り言
この誕生日22日を以って転職し、以後の10日余りの日々、新しい仕事について、臨時の面白い業務に志願して朝から晩まで現場に張り付いていたのでこちらがちと滞りがちでした。 が、ようやく目処が立って今週一杯で片付きそうな気配。ようやく人心地つきましたので、ここ数日の無沙汰に変えて。
このタルコフスキーの映画に出てきそうな建物(写真は重機を用いての作業を終えすでに仕上げの段階に入って久しいもの)は、家庭用生ごみを発酵させ、肥料として再生する産廃中間施設。この建物の原状回復の大掃除。まず、クレーン車で天井、窓、壁面の高圧洗浄に始まり残土の掻きだし、土嚢袋への詰め込み、溝の石化した肥料の掘り起し、ポンプと手作業による汚水の掻き出しなど、単純労働を早朝から夕方5時まで延々とやり通す仕事だ。願ってもない仕事だが、生ごみの発酵臭と久々に着手した力まかせの仕事で当初は腕から脚、首、背中がギシギシして目・口・鼻は二重マスクをしてタオルを巻いていても真っ黒け。若いバイトさんたちは肥料と言わず糞と言っていたのがよく分かった。しかし、僕は久々にランニング・ハイを味わって痛快そのもの。因果な身体で困りもんだね。
この2棟の原状回復作業だが、建物の間から小道で通じている裏山は、若い松まじりの雑木林で、いかにもマツタケがでそうなところだ。もちろん遊山の暇は皆目ないが・・・。
僕は昼の時間には皆から少し離れた建物のエントランス部分の大庇の下の片隅にシートを敷いて寝っ転がり、この高圧電柱の彼方を流れる雲をみつめて過ごすのが常で、興が乗ればやや日向に出て熱いコンクリートの土間の熱を背中に受けて岩盤浴もどきの贅沢を体験しています。何とものどかで幸せ一杯。プールで思い切り泳いだ後の心地よさで満たされています。 卯月十五夜の6月1日。気息充実、いささか節々が痛みますが、これからの20年のスタートとしてはまずまずの滑り出しだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年06月01日 21時01分26秒
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