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カテゴリ:マダラーノフの独り言
7月2日の半夏生の日、和暦では皐月十七夜、月齢15の望月を仰いだが、本日は2度目の望。和暦の水無月十六夜(7月30日)、月齢15をやや越えた23時過ぎの望月。 久しぶりに沐浴し、香を焚いて独座。月と真向かうひと時をもった。人はすべて天涯孤独なのだが、大なり小なり幻想を抱いてうかれている。本年は、関係というものをしっかりと見つめ直す年と思っている。野性生物では、生命を守るもっとも基本的な態度である<うるわしい距離を保つ>ことが、こざかしい欲望に翻弄されるヒト種にとっ てはなんと難しいことか。 野性生物の本能からヒントを得た武道というものは、そのうるわしい距離をとることを「間合いをはかる」と言い換えた。自ら攻撃することを避けることが基本だ。土足で踏み込んできた時にだけ反撃する。わがくにの武道の精神はこれに尽きる。ここからバランス感覚が生まれる。
思い兼ね田水を沸かす沢瀉(おもだか)の花なき高山 なつきマダラ 思慕の情を抑えきれずに田に引いた水をもたぎらせる沢瀉が、花季を迎えているのに花がみあたらないのもかくれ切支丹の里だからだろうか? 昨夜の「夜の顔不思議な俳句会」に提示した作品。豊能の高山右近生誕地へ川西きのこクラブの人達と訪ねた折りのもの。。 同夜、九死に一生を得て会に復帰した菊地くんが 排他的水域を守(も)る水すまし という痛快な作品を寄せていた。 また初めてこられたKさんという方も 猫歩くシャッター街のハワイアン というよく練れた作品を提示して皆を唸らせていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月05日 20時35分21秒
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