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カテゴリ:ヘテロソフィア・アート
本年5月パリ19区で開かれた日仏合同のアート展の報告とパリのアーティスト達の紹介を兼ねた展覧会が、大阪北区のギャラリー■びー玉で開かれました。 題して「パリのそことオーサカのここ」。今回、うれしかったのは、このギャラリー・オーナーの上山榮子さんがアーティストで、この二都での展覧会に出展されていたこと。 オーサカのここ作家は、山口ヒロミのエッチング、ミズタニカエコの白黒のデザイン画(写真-1)・上山榮子のエッチングとアクアチント。 パリのそこ作家(写真-2)は、シャンタル・バレのチェス盤、パスカル・ヴィㇾの水彩画、ミシェール・ラジールの木版画、セバスチャン・ゲロッティの油彩画、ヴェロニク・ミュレの木版画、野中れいこのツインズ写真集、クリスティン・メㇾのインク木版画、ラウル・ヴェラスコの木版とアクアティントと多彩だ。 ミズタニさんは近々、短歌作家と彼女の作品をコラボした詩画集を出す予定で、そのゲラ刷りが置かれていました。とても素晴らしいもので出版がまたれます。 また、上山榮子さんも和綴じの製本作家でもあり、この二都物語の報告をミニ本にまとめていましたので買い求めてきました。 ミズタニさんの写真の腕もなかなかのもので、アイパッドでみせていだいた見事なパリ風景の断章は、現代版のアッジェと言えそうな傑作揃いでした。 僕はゴンチチのチチ松村さんから冬虫夏草のペン画を手掛ける作家がいると紹介されてお会いしたのがそのなれそめでしたが、もちろんMOOK『きのこ』でも毎号作品を寄せていただき、今や切っても切れぬ存在になっています。その画境は年々深化を続け、近年は彩色画もちらほら。目が離せない作家になってきています。 この画展を皮切りに、二都でのアーティスト交流が膨らんでいくことを祈りつつ画廊を後にしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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