|
カテゴリ:ヘテロソフィア・アート
Gallery Out Of Placeで開催中のスエヒロガリ展の最終日にかろうじて滑り込むことができました。山本優美さんの作品ともう一度対話をするためでしたが、奈良町にほど近い町家を改造したギャラリーにはとてもゴウジャスな時間が流れていました。
山本優美彫塑作品 M評価☆★☆★ 優美さんは、目下、近々開催される東京のOut of Placeでの二人展のため、制作に没頭中だという。とても楽しみだ。 このギャラリーと、金澤のGallery 点とは、山本優美さんの作品がつないでくれましたが、両画廊とも卓越したアート普及の思想を持っていて無限の可能性を秘めた若い作家さんを数多く育ててきており、とても爽やかな印象を与えてくれます。 今回も、野村ヨシノリ・ディレクターと津嘉山裕美・スタッフのガイドを聴いていて、アートに対する確かな熱量を感じました。この熱情が何に由来するものかを、もうしばらくじっくりと付き合ってしっかり見届けたいと思っています。
中島 麦さん のペインティング M評価☆★☆ むぎさんの作品はアートマルシェでもお目にかかったことがあり、会場でも彼の作品が気に入っているというご夫婦にめぐり合わうことができました。 後述の大西康明さんとは表現手法こそ異なりますが、共通の心的な土壌が感じられる作品です。
隠崎麗奈 彫塑作品 M評価☆★☆ この作家は、ハルカスで出会った乙画廊さんの小柳優衣さん(M評価☆★☆★☆★)と同様、作品世界の幅の広さを感じさせてくれる作家で、こだわりをもうほんの少し薄めるととても面白い世界が見えてくるような気がしました。
小林且典 彫塑作品 特殊撮影による自作品も同時展示 M評価☆★☆ こうした日常的な造形が、実はとんでもないマテリアルから生まれてくることは、聞いてみて初めて分かります。「場違いの」とか「置き換える」とかいったOUT OF PLACEの語義から発した2潮流のひとつ「置き換える」をそっくりそのまま体現したようなところがあってとても面白いものです。
野村康生 ペインティング評価☆★☆★ 今回の展示作品では、ミクロからマクロ、あるいはその真逆を示す自然界、アート作品の中にフラクタルな無限増殖を再発見し再構築するといったテーマに賭ける野村作品がもっとも面白いと思った。
やまもとひさよ セルフポートレート写真 M評価☆★ 今回ギャラリーでお目にかかった作家さんは彼女ひとりで、みほミュージアムで土偶展を見て以来土偶にほれこんでしまったというお嬢さんだった。
山江真友美 油彩 M評価☆★☆★ ついで、油彩による植物画をとても不思議な方法で、まったく「場違いな」アクリル絵の具のタッチで見せつけている山江さんの表現は、今回のギャラリー作品では2番目に面白いなと感じた。
大西康明 ペインティング M評価 ☆★☆★ 参考 M評価 マダラーノフ独断と偏見による評価 5つ☆での評価 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月22日 10時55分47秒
コメント(0) | コメントを書く
[ヘテロソフィア・アート] カテゴリの最新記事
|