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カテゴリ:マダラーノフの独り言
いにしえには朝顔と呼ばれた桔梗の花。僕には日本たばこ専売公社(今のJT)のキセル用きざみたばこのパッケージのほうがなじみ深い。 はじめて野原で見つけたとき、感動した。まさに切り紙細工でつくったお人形みたいだと思った。
安倍晴明神社へ行ったときにも社務所の脇に咲いていた。六芒星よりも清明にはこの花が似合うなと思ったことである。
キキョウさんにご自身の影を見せてあげたいと思って日なたへお連れいたしました。 でも、うっとりできるような影を見せてあげられなくて残念。 こんな明快な美しさもめずらしい。小またの切れ上がった女性とはこんな姿の人をいうのかな。 蕪村のお蔭で、きのこ目線で江戸社会を眺められるようになった。 蕪村をめぐる女では、一条戻り橋の柳風呂の綱という女が僕には桔梗のイメージをただよわせているような気がしている。 秋の日ざしに薄い影を投じたききょうに、そんなたわけたことを考えながらしばし見ほれていた。
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最終更新日
2015年10月07日 21時35分13秒
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