|
カテゴリ:マダラーノフの独り言
昨年の12月26日には心ゆるす少数の仲間たちと巻向山で越冬ウラギンシジミチョウと遭遇し、感無量であったが、2015年の暮れは、いよいよ僕の脱皮がはじまったように感じている。ドップラー効果と僕がひそかに名付けてきた脱皮感覚は荼毘の煙に似て、街も人もすべてが小さく小さくなって遠ざかっていくもので、この感覚は実に久しぶりのものだ。もっとも高揚の時はもっとも死に親しい時でもある。そんな感覚が脱皮にともなうものだ。おそらくぼくの娘が19歳の大学1年の時に見舞われていた感覚は、この脱皮のスリルであったろうと思い返している。人の人生にはこんな乗るかそるかの感覚が不意に襲ってくることがある。生きるということを激しく意識にのぼすときこそがそんなときだろう。 脱皮か荼毘かは紙一重だ。うまく乗り切ることができ、再生のきっかけをつかんだら、この感覚に覚醒していく部分から、力のかぎり取り組んでいこう。
雪ん子きのこちゃんたち。地より湧き出でよ。この世界を明るく照らせ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年12月27日 12時22分16秒
コメント(0) | コメントを書く
[マダラーノフの独り言] カテゴリの最新記事
|