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カテゴリ:きのこシアターPROJECT
この正月明けは、以前からお誘いを受けていたギャラリー点さん訪問を年末急遽決断して駈け足で金澤へ行ってきました。地元の人が口を揃えて訴えるまったく雪のない金澤にスノーブーツ着用の僕も、いささか持て余し気味。 河野滋子さんのご縁で、大阪のアートマルシェで知り合いになったギャラリー点さんは、金澤在住の若い作家たちを精力的に育てているのでここ数年、ずっとのぞいてみたいと思っていましたが、ようやく機が熟したのです。 しかし、この金澤訪問は、次々とハプニングが重なり、2017年からはじまるきのこ暦第4期に向けて大いなるものが音を立ててころがりはじめた僕にとって、意外にも稔り多いものとなりました。 2日間の日程は、ギャラリー点だけでも行けたらいいと思っていた無欲きわまりないものでしたが、点さんの出展作家でアートマルシェで作品に触れ衝撃を受けた陶芸家の山本優美さんも金澤に帰ってきたところで、ラッキーにも彼女のアトリエ訪問が実現。その作家工房の秘密に触れる旅が実現。 また彼女が車を出してくれたお蔭で、アバウトすぎる僕が一人で来たら到底辿りつけなかったであろう ひなびた漁村・金石の発酵食品の老舗「油与商店」に案内してもらいフグの卵巣粕漬を入手できたこと。 明日ムックに持参。もうひとつは猛烈に発酵文化の再検討をはじめているあやおちゃんに送ろうと思っています。 そして、大学時代のたった一人の親友の故・安藤純の子息の竜くんにもダメ元で電話をいれると金澤にいるというので夜一献傾けながら、彼がここ数年来築き上げてきた金澤の文化人ネットワークの一部始終を聞くことができ、今後僕の新しいロビー活動に協力を取り付けることができました。 観光はまったく視野に入っていませんでしたが、室生犀星記念館、鈴木大拙館のほか、東茶屋町、西茶屋町で、金澤の若手美術工芸作家たちの動向を見届けてきました。 そして、今年からはじまるムッきのこクラブの新しい旅の友として「月」と銘打たれた能作の錫のぐい飲みを奮発して買ってきました。 上弦の月が配された縁起物のちょこで、会員諸氏の夢が回を重ねるたびに少しずつ実現していくことを願って。 昨日は、仕事のあと深夜まで「MOOKきのこ」バックナンバーの大整理を行い、今年のプロモーション活動の準備をし、今夕は仕事の後、待ちに待ったデビッド・ボウイの1月8日リリースの誕生日アルバム『BLACK STAR』を入手。しばらく温めてから聴くことにして飾っています。 あらゆることがすべて僕の想いを巻き込みながら渦をなし始めたこの正月。季節はようやく巡りきたった感あり。まったく不可能と思っていたことが氷解しはじめたこの感触を大切にして日々更新していきましょう。 と、もたもたしている間にあやおちゃんから宅急便で発酵食品が届きました。すごい気合の入った仕込み品につき、明日のムックきのこクラブ・初きのこもん参加者におすそ分けしましょう。 レシピそのほかはまた後日、ここにONいたします。 いよいよ和暦の師走・朔(月齢0.1)の明日は、名実ともに僕の妄想に形を与える最後のひと月の始まりです。またJR始発から行動を開始しますので、とりあえず久しぶりに湯に浸かって寝ましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月09日 23時24分36秒
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