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カテゴリ:きのこもんならではの「きのこと発酵文化」
僕が衝撃を受けたこの陶芸作家の作品は、その「もの」にまつわりついてきた空気感、香り、色、そしてその「もの」が問わず語りにかたりだす瞬間の機微を的確にとらえて作品に定着させてきました。 今回は、その作家の生活の場と工房を訪ねることができ、彼女が全身全霊をそそいで打ち込む作品創造の秘密に少しだけ触れることができました。 なにもかも移ろいゆくこの世界の中で、人の記憶の澱(おり)のような打ち捨てられ忘れられていくものの断片を、たまゆらのいのちと見定め、土から熟成させていくこの作家の見つめている世界はかぎりなく繊細で、深く、しかも作家自身の発酵過程も日々変貌をとげてきています。 今回、思い立ってのぞいた僕の、金澤でのもっともささやかな、しかし、忘れがたい事件となりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月13日 23時10分44秒
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