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カテゴリ:ぼくの新しい仲間たち
2年前の『WIRED.jp』誌で特集されたドキュメンタリー映画が、元町映画館で1日1回のみ放映されていると聞いて、仕事の後飛んでいってきました。 案にたがわず、素晴らしいドキュメント・フィルムで食い入るように観てきました。背景の音楽もわくわくするもので実に丁寧なドキュメントフィルムには心底驚きました。 春宵価千金、そのまま帰るのが少しもったいなくてデヴィッド・ボウイの私的な追悼を果たしていないことが気がかりだったので、北長狭通りのROCK BAR 「アビョーン」というところなら、彼のフェイバリット・ソングを聴かせてもらえるだろうと踏んでのぞいてみた。
マスターの大川夫妻とボウイの「STAR MAN」を聴きながら、スコッチのロックを舐め、彼の最晩年の話をひとしきりしていたら、そこへ鈴木創士さんや阪大文学研究科の鈴木さんがやってきた。創士さんは、故中島らもの友人で、小林秀雄で固まった我が国のアルチュール・ランボーのイメージを覆す翻訳を果たされた知る人ぞ知る面白い人物で、同名というだけでゆかりなき鈴木ジュニアは、ハイライトたばこを吸いギャラリーストを目指しているという。たちまち同時代詩人のジュール・ラフォルグやたばこの話などで盛り上がってしまった。 この春宵の数奇な出会いをかみしめながら、繁華街のコナ珈琲専門店で、数ランク上のコーヒーを味わい、映画の余韻を200%完璧にものにして、終電に飛び乗りド田舎の自宅へと舞い戻った。 酒、たばこ、カカオ、茶、地球最後の野生生物・きのこ、そして珈琲を愛する心は、これらの媚薬まがい(僕にとっては真正覚醒剤)の嗜好品を呑んでも呑まれさえしなければ、おのずと人の輪が広がっていく。僕の人生はこれらのおかげで随分助けてもらってきた。 これだから人生やめられないのだ。
ももいろクローバーZ特集に惹かれて買い求めた『MUSIC MAGAZINE』3月号に掲載されたD.ボウイの死ぬ2日前の映像(彼の公式ホームページより収録)。僕はこの荒れた図像の方が気に入っているので誌面からの図像をあえて再録した。 さすがデビィッド・ボウイ。実にあっぱれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年03月06日 22時22分51秒
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